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 ランチボックスJr. (タミヤ 1/32)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。タミヤの1/32ランチボックスJr.です。これは子供の頃に買って遊んだ記憶が有ります。悪路を突き進むパワフルな走りが楽しいプラモ。現行のワイルドミニ4駆シリーズの中でも今や最古参です。華やかなレーサーミニ4駆の影にあってそれでもずっとラインナップされているのだから、きっと隠れた人気者なのでしょう。コロッとしたスタイルは愛敬があり、飾っておくだけでも楽しそうです。 さてこのキット、「ジュニア」などと名乗るくらいです。当然シニア版が存在し、同社1/12電動RCカーがそれになります。しかしそのまた親玉つまり実車も存在したようで、「ローリングサンダー」というモンスタートラックがその元ネタとか。これはしたり。何しろこの奇抜なスタイルです。30年近くずっとタミヤオリジナルの架空車両だと誤解していました。版権の都合(?)で名称は違うものの、一応スケールモデルとも言えそうです。

図1 完成図



2.キット内容
 今回のキットです。Ⓒ1987となっています。一時品薄だったようですが追加生産されたらしく、普通にお店で買いました。定番品とはいえ地味に人気にあるキットはちょっと注意が必要です(図2)。
パーツです。ボディ形状は昔のダッジバンです。どこかからシャシーをトレードすればノーマル仕様が作れるかもしれません。成型色は濃い目の黄色(黄橙色)。メンテナンスが行き届いているのでしょう、モールドにダレた様子はありません。ここはさすがタミヤさんといったところです。

しかし本当にすごいのは黒のパーツつまりシャシーの方で、ボディよりもピカピカです。恐らく精度はこちらの方がシビアでしょう。ミニ4駆は見てくれだけのスケールモデルとは少し勝手が違うようです。シャシーは下手に塗らない方が良いのかもしれません(図3)。

図2 ボックスアート

図3 パーツ構成



付属の金具、ギア類です。無印130モーターが付属、スイッチユニットはアセンブリ済みです。チューブはハイジョイン・グリス。「ハイジョイン」はお久しぶり。これは素直に嬉しいです。(図4)。 シールです。これは紙製のもので、プレカットされています。絵柄はタミヤオリジナルデザインでしょうか(図5)。

図4 金具、ギア類

図5 粘着シール



3.製作
 では製作です。キットは一応塗装指示があります。今回はボディの成型色は黄色なのを生かし、窓枠やバンパー、灯火類のみをちょこっと塗ってやります(図6)。最後に軽くスミ入れしてシール貼りです。シールは慎重に位置を合わせ、綿棒で良く凹凸に馴染ませます。 車体組み立ては簡単です。ただしシャフト(車軸)を固定するポリキャップ(C部品)はかなりキツめです。ここはグリスを差すと良いでしょう。

図6ボディの部分塗装


4.完成 
完成したランチボックスです(図7~図10)。大きさも手ごろで良い感じ。シールとボディの黄色は少し色調が違いますが、ここらへんは誤差の範囲です。唯一の弱点はルーフの5連ランプです。ここはひっくり返ると簡単に折れてしまいそうです。走行時は外した方が良いかも知れません。

キットの方は良く出来ています。カッコ良くて作りやすく、頑丈で壊れにい。しかも子供のお財布にも優しいという点が、ロングセラーの秘密なのでしょうか。

図7 完成図


図8完成図


図9 完成図


図10 完成図




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