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特集 イギリス大戦機

Royal Navy Torpedo Bomber
大英帝国海軍 雷撃機 3態 

  by nananiya72

アルバコア(Special Hobby 1/48)
Fairey Albacore MK.Ⅰ

 名機ソードフィッシュもそろそろ・・・ということで作られた後継雷撃機、アルバコアであります。





各所に新機軸を盛り込みましたが、所詮は複葉機で性能はそれほどでもないかわりに、操作性、操縦性が悪く、雷撃機パイロットからは不評の嵐、みなソードフィッシュを好んだために結果的にソードフィッシュよりも先に退役の憂き目にあったとか・・・・・



スペシャルホビーというメーカー名からして、一筋縄ではいかないキットなのですが、 組立図とパーツの状態でタミヤのソードフィッシュと比較すると、アルバコアのほうが簡単に見えたのですが・・・・
細かいパーツは例によってレジン製なのですが、ほとんど使い物にならず、自作や置き換えが必要でした 主翼パーツ8枚を貼り合わせていくのですが、根本はよいとして、翼端にいくにしたがって、厚みがばらばらで、それを揃えるのに多大な手間が必要でした。





雷撃機なのに、魚雷のパーツが入っておらず、ジャンクパーツから調達しましたが、これはスペシャルホビー的には、これくらいは自作しろってこと??
 最低図面があれば親切ってもんでしょう。
  

 バラクーダ MK-1 (Special Hobby 1/48)
Fairey Barracuda MK.Ⅰ

アルバコアが芳しくなかったせいか、やっと複葉機を脱し、今度は時流にのった急降下爆撃もできる雷撃機として設計されたバラクーダです。





 独特の降着装置、独特の翼折り畳み機構、独特な座席配置、独特な機構のフラップ等など、全体的に独特づくしの一度みたら忘れられないスタイルをもった機体です。
ただ、雷撃機なのに、魚雷を懸架すると、なぜか不安定になるという悪癖があり、魚雷に大きな木製安定板をつけて解決するという、ユニークなハナシになっており、ここがもっとも喰いついたエピソードであります。





スペシャルホビーのキットとしては、合い口は悪くなく、それほど苦労はなく仕上がりますが、このキットも、魚雷パーツが付属されておらず、よそから調達のうえ、安定板自作、懸架器具も自作というメンドクサイことになっています



さらに、主翼の取り付け時に接着面を大きくするのに、工夫がいりますが、それ以外はまぁまぁですので、1/48希少キットとしては、取り組む価値があるのではないでしょうか

ITALERI/Accurate Miniatures 1/48  ターポン MK-1
Grumman Tarpon Mk.Ⅰ

レンドリースでアメリカから供給されたグラマン・アベンジャーをターポンとして1000機も使っていました。



本来艦上攻撃機のアベンジャーなのですが、1000機も載せる空母も英国海軍は持っていないはずなので、なにに使っていたのか、よくわからない。 輸送船航路の哨戒か沿岸警備哨戒か・・・・・



稼働率50%だとしても、すごい戦力になるわけで、瀕死のドイツ海軍相手としては、過剰装備?
基本的にはアベンジャーと同等で外観上の違いとしては、後部胴体にある偵察窓がバブル状であるくらいしか見当たらない。また初期の機体は、機首右舷にアベンジャーにはない機銃を一門持っているものがあります。 作例では、その固定銃を追加していますが、何に使うんだろうか・・・・・





多分ロケット攻撃の際の照準用ではないかと思うのですが、不明です。
グラマン鉄工所製らしいたくましいスタイルですが、イギリス機として似つかわしいか、蛇の目が似合うか好みの分かれるところではないでしょうか。



それぞれの製作記事は nananiya72 ブログ内検索でご覧ください。


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