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温故知新シリーズ第41弾
C-130B ハ―キュリーズ(レベル 1/140)
by ヒサマロ
どうもヒサマロです。今月の第2特集は「温故知新」ですから いつも温故知新シリーズを掲載させていただいている当方としては当然投稿させていただきます。今回はレベルのC-130B ハ―キュリーズを作ってみました。
このキットは1956年に3枚プロペラのA型として発売されました。これにはフィギュアや支援車両などが付属していましたが、1960年代に金型が4枚プロペラのB型に改修された際にオミットされてしまいました。代わりに翼下のドロップタンクが追加されました。パーツ総数は35となっています。
では組み立てて行きましょう。今回私が使用したキットは胴体部分がかなり変形しておりました。胴体を仮組中に少し力を入れたところバキッと音がしてクラックが右胴体後部に2ヶ所、垂直尾翼付け根1ヵ所、左側胴体後部に1ヵ所入りました。
レベルの固いプラと経年劣化によるものと思われます。大幅に戦意喪失しましたが、何とか気持ちを立て直し取りかかります。
まずは半分になっている透明なキャノピーをそれぞれの胴体に内側から接着します。合いはまあまあです。私は他のキャビンが透明でなくモールドで表現されているのでそれに合わせてここも後から黒く塗るつもりですので汚れを気にせずがっちりと接着して整形しておきます。錘を機首に仕込んでおきますがかなりのテールヘビーですので多めに入れておいて下さい。
後部カーゴドアは前後とも可動式になっていますが、胴体内部はがらんどうですので私は固定してしまいました。ここで胴体左右を接着しますが下面とカーゴドアの接合部に派手な隙間が出来ますのでクラックともどもパテとプラ板で整形します。左側胴体横のキャビンドアも別部品になっていますが、やはり隙間が生じますので溶きパテで処理しておきます。胴体尾部と一体となった水平尾翼も接着します。下面に隙間が出来るのでここもパテで整形します。
主翼は左右一体の上翼と左右に分かれた下面を接着しますが、ナセル部分に段差が生じますのでペーパー掛けして整えます。今回はブルーエンジェルスの後方支援機を務めるファットアルバートにする予定ですので塗装やデカール貼りを考慮して胴体と主翼を別々に塗装することにしました。
組み上げた主翼と胴体に合わせてみるとうまくはまりません。そこで主翼下面の接合部を金やすりでごしごしと削りなんとかはまるようにします。
ここで全体塗装に入ります。胴体上面にミスターカラー69番グランプリホワイトを塗り次に機首部分にインシグニアイエローを塗ります。どちらも隠ぺい力が弱い色なのであせらずちまちまと筆塗りしました。
最後に328番ブルーエンジェルスのブルーを塗りますが機首の塗り分けはデカールでないので写真を見てそれらしく塗り分けました。
デカールはAモデルのキットから流用しました。もちろんレベルのキットにピッタリと合うわけではないので足りない部分は塗装で補修しました。デカールが薄くて千切れやすいので注意して貼りこみましたが、垂直尾翼に貼る肝心のブルーエンジェルスの部隊マークが右側では破れた上にリカバリーも失敗してしまいました。
仕方なく面相筆でちょぼちょぼと加筆修正しましたが、さすがに文字はちと無理でした。相変わらずやることがおおざっぱな性格は直りませんね。主翼と胴体をここで接着して最後にあらかじめ塗装しておいたプロペラ、脚部品を取り付けてこれにて完成としました。
最初から最後までトラブル続きでとても満足の出来るものではありませんが、出来上がった姿はしっかりとC-130のシルエットを描いていると思います。60年以上前のキットとしては上出来ではないでしょうか。
実機は現在も現役でがんばっております。厚木基地の着陸ルートにある我が家の上空にも時々自衛隊のハ―キュリーズが飛行しているのを見かけます。それではまた。
webモ編集部注
(ご参考)下は 編集部所有のレベル C-130A の箱絵です。実に魅力的。
同 近年のレベル C-130Bの箱絵です。(4枚ペラになり、ドロップタンクが追加されている)
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Vol.131 2019 July. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
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