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(Photo) Mil Mi-24 Hind

by  コルディッツ
博物館実機写真

 私は浦沢直樹氏の最初の連載マンガ「パイナップルARMY」のファンです。
 その中の一篇にミルMi-24ハインドが登場し、主人公のジェド・豪士や宿敵コーツと交戦しますが、強力な武装を誇るハインドの見事な悪役振りに惹かれるものがありました。

 Mi-24はソ連で開発された攻撃ヘリコプターで、1969年9月19日に初飛行した齢50で現役です。
大型の輸送ヘリコプター ミルMi-8を原型とし、完全武装の兵士8名を収容、地上展開させるへりボーン機能も付与されたため、攻撃ヘリコプターとしては大型になりました。このためアフガニスタン侵攻(1979年~1989年)では、米国が反政府側のムジャーヒディーンに供与したスティンガーミサイルの格好の標的でした。そこで後継の攻撃ヘリコプターミルMi-28は兵員輸送を止め、攻撃専用として小型化しています。

Mi-24D 96+33
 軍事博物館(ブリュセル)にて    2009年12月撮影  


 D型は、それまでの操縦席の並列複座をタンデムに改め、防御力を向上させました。武装は4銃身の12.7mm機銃を、機首のターレットに搭載。パワープラントはクリーモフ製イソトフTV3-117 ターボシャフトエンジン(2,200hp)2基。展示体は32連装の57mmロケット弾ポッドを4基懸架。




 Mi-24D 0220
 チェコ空軍博物館(ケべり、プラハ郊外)にて



 Mil-24D  5211
 ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン郊外)にて






 Mi-24P  98+34
  技術博物館(シュパイアー)にて
 P型は、12.7mm機銃を廃して30mm連装機関砲を固定装備。
 エンジンも1基当たり225hpパワーアップしています。


 Mi-24P  98+33 
 軍事技術教育収集館(コブレンツ)にて


 30mm連装機関砲は大迫力です。


 クリーモフ製イソトフTV3-117 ターボシャフトエンジン



 以上の記述は英文Wikipediaを参考にしました。



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