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特集 攻撃機

アメリカ海軍 艦上攻撃機
United States Navy carrier-capable attack aircraft
マクダネル-ダグラス A-4 スカイホーク
Mcdonnell Douglas A-4 Skyhawk
(ハセガワ1/48, エッシー1/48)

  by nananiya72

 1956年の生産開始から1979年の最終号機まで、各型合計2960機作られた小型軽量にして頑丈 軽快にしてパワフルな艦上攻撃機A-4スカイホークです。

 A-4M LAST Skyhawk (ハセガワ 1/48)

 最終号機はこのような記念塗装を施され、ミラマー基地で使われました。



A-7コルセアⅡと交代して、アメリカ海軍の空母艦上からは去りましたが、その特性を生かして、仮想敵機やブルーエンジェルス、海兵隊で長く使われていました。

A-4L (ハセガワ 1/48)

 余り馴染みのない型式ですが、ベトナム戦争でA-4E/Fが不足になる事態に備えて、予備役向けにA-4C型から100機がA-4F規格に改修され、ハンブパックに電子装置の強化を受けた機体がこのA-4Lと呼ばれます。



 強化改修といっても、エンジンは換装されておらず、ハードポイントはE、F型が5か所に対して、C型のままの3か所とされています。
ハセガワのスカイホークということで、期待していましたが、垂直尾翼の前縁の分厚いことと言ったら・・・





こんなに垂直尾翼の存在感のある見え方の写真でも見たのでしょうか・・・・
色々写真や画像をあさってみましたが、「こんなに分厚かぁないなぁー」ということで気が済むまで削ってあります。  内側を削っても、もともとダルな前縁ですので垂直尾翼のカタチには、ほとんど影響はありません。 



  縁あり尾翼マーキングの効果もあいまって、薄く見えているようです。





  ちなみに、前掲のLAST Skyhewkも同様に垂直尾翼を削っています。
キットでは、各型用に色々とパーツを差し替えるようになっていますが、いちいちパテが必要ですし作りにくいところも多々ありますが、まぁ許容範囲なのですが、垂直尾翼の前縁だけはまことにもったいない出来のキットでした。    
旧来のM社よりは新しい分だけ、多少ましでしょうか・・・・ 
胴体と垂直尾翼だけM社・・・のニコイチはどうでしょうか?

A-4M (エッシー1/48)

 海軍はA-7 コルセアⅡに機種変更しましたが、海兵隊はその後も使い続け、より強力なスカイホークになっており、改修版はアルゼンチン、イスラエル、クウェートでも使われました。



  キットはA-4Mとなっていますが、残念ながら正しくはありませんで、キャノピーは大きくなっていませんし、センサーの追加も搭載量増加による、主脚の強化が表現されておりません。



 キャノピーは開けると、サイズを気にしなくてもいいような・・・・・ 主脚は大きな増槽と大型の対地兵器で目立たなくなっていますので、見逃せる。
主翼と胴体をそのまま、組むと、なんと主翼に下反角が付きますので、主翼上面が水平になるように調整する必要があります。



  表面の表現(スジ彫が大雑把)では、最新のキットよりは古い分不利ですが、最新キットが爆弾を抱えておりますので、評価としては全体的なスカイホーク感では色あせない存在かと思います。



  A-4はもともと、戦闘機並みの機動性が求められていたのに対し、A-7ではその空戦能力は除外されていましたので、短時間で攻撃機としての開発とA-4との交代が可能だったようです。


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