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誌上個展

 アラドAr68E (ローデン 1/48)

  by Nobunaga

ドイツ空軍最後の複葉機。勇んでスペインに行ったけどもはや出番なし。



 1934年に初飛行した原型機にはBMW社製V型エンジンを搭載していたが、エンジンブロックが上 部に張り出していたため前方視界が悪く、エンジン性能も不十分なものであった。そこで原型2号機では ユンカース社製の過給器付き倒立V型エンジンを搭載し視界改善や能力向上を狙っている。生産型は「ユ モ」エンジン搭載のE型とBMWエンジン搭載のF型がメインで生産されているが、「ユモ」エンジンの 供給不足からE型の配備は1937年春まで遅れている。
 生産型機体の納入は1936年夏から開始されているが、当機の就役と前後して メッサーシュミットBf109が完成した ため生産機数はあまり多くない。第二次大戦開戦時には夜間戦闘機として3個飛行中隊に配備されていた 他は練習戦闘機として第一線を退いており、現役であった期間は短かった。
*ウエブサイト「keyのミリタリーなページ」より抜粋させていただきました。

キットについて

 ローデンの最新のキットだけあってディテールも細部にわたって再現されていて合も良く複葉機初心者であっても楽しめますよ。難を言えば
①下翼の取付け部分に段差が出来ること。
②機首にかけての機銃カバーからエンジンカバー(パーツ番号E4)は胴体前部、エンジンアクセスパネル、冷却器(パーツ番号E6,7)よりも少し幅広なのでプラバンを挟んで調整が必要なこと
③左右アクセスパネルに凹凸がありパテで均したこと
④いくつかのえくぼがあってパテで均したりしたことなどです。



 プラの材質は柔らかで頼りなげな気がしましたけど意外にしっかりしていて素組みでも十分実感が出ています。とは言え、そのままではお楽しみが無いので左側乗降ドアをプラバンで作り、開いた状態にしました。プロペラは木製の感じを出したかったのですがちょっと表現不足ですね。



 機体の塗装はRLM02ですのでMr.カラー60番にグレーとか黒を少し混ぜて吹きました。そのままではのっぺりした感じになってしまうのでパネルラインの彫り直しとリベットを深くしてメリハリを付けました。





参考資料:インターネットによる実機写真、作例等


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