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特集 モーターライズ

連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.34

中島キ84 四式戦闘機「疾風」(ハセガワ1/72)

by クラキン

 新型コロナの感染拡大が収まる気配がありませんが、皆様ご無事でお過ごしでしょうか。
一日も早く収束し、平和な日常が戻ることを祈るばかりです。
また、御不幸にもお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
コロナに負けないよう細心の注意を払って、思いやりと気配りを大切に前向きに頑張りましょう。

さて、「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」の34回目は前回に引き続き、旧日本陸軍機です。
ハセガワの中島キ84、四式戦闘機「疾風」です。




【実機について】
旧日本陸軍の中で最強と言われた高性能戦闘機です。
鹵獲機を持ち帰って高オクタン燃料でテストした米軍が、その高性能に驚いたそうです。
私などがご説明するより、こちらをご覧頂く方が遥かに良いでしょう。



【キットについて】
ハセガワの古いキットで、インストの郵便番号は3桁なので、少なくとも1998年以前のキットです。
サークルの例会で会員さんが放出した箱無しキットです。
モールドは動翼部分が凹で、その他のパネルラインは凸です。
パーツ数は全部で30個で、この時期の72単発機としては標準的です。
主脚カバーを除けば、パーツ精度は良好で、気持よくスラスラと組み立てられます。



【製作について】
マーキングは無塗装銀の第29戦隊と、濃緑色の第73戦隊の2種類が入っていましたが、疾風には濃緑色が似合いそうな気がしたので第73戦隊を選びました。
垂直尾翼の3本線の部隊マークとあちこちにある黄色部分は塗装ですが、その他のマーキングは全てデカールを使用しました。




  今回もプロペラ電動で製作しました。
モーターは6mm径のマイクロモーターです。
いつも使っている汎用スタンドとのジョイントは2ピンICソケットのコンセントと3mm径のネオジム磁石です。

プロペラ電動の仕掛け


飛行姿勢で必須のパイロットフィギュアが付いていないので、ジャンクパーツの中から「日本っぽい」フィギュアを探してスカウトしました。
この時期のハセガワはキットによってフィギュアが付いてたり、いなかったりで一貫性がありません。

スタンドとのジョイント部分


それ以外は素組みです。
軽快感を出したいので、増槽タンクは敢えて付けていません。

主脚カバーの補正


  この時期のハセガワ72飛行機キットの共通点として主翼の後縁をシャープに仕上げることを狙ったと思われる独特のパーツ割になっているため、翼端灯の電飾はアクロバットのような加工が必要になるので諦めました。
スタンドは何時も使用している汎用スタンドを今回も使用しています。 
 



  仕上げは墨入れも兼ねてMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンで機体全体をウォシングし、半艶クリアでオーバーコ-トしました。 
アンテナ線はストレッチリギングの0.6号です。
この時代の実機の写真を観ると、かなり激しく塗装が剥がれている機体が多いので、今回は久々にハゲチョロ表現してみましたが、ちょっとやり過ぎた感がありますし、下手です。(-_-;)




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