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中島 キー43一式戦闘機隼Ⅰ型(ハセガワ 1/48)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



キットについて
 ハセガワ社1/48スケール2001年製。模型店ではほとんど手に入らず見かけることもありませんゼロ戦に次ぐ多くのメーカーからキット化されている機体です。古いものではニチモまたはファインモールド等、出来が良くモデラーに好まれていました。今回のハセガワのキットも負けず劣らずで、総合的に言えば優秀なキットといえます。機体表面は凹タイプのスジボリと適度なリベット打ちが施されています。キャノピーの透明度は程よいのですが標準器の穴が多く過ぎてアンバランスな点があげられます。デカールは経年劣化による黄ばみが強く使い物になりません。



製作について

 以前ハセガワの1/32でリベット打ちや追加工作など手を加えて製作したので今回はストレートに仕上げることにしました。コクピットは程よい部品構成でハセガワスタンダードな再現になっています。補助翼は別パーツになっていて、ここは指示通りに切り離して取り付けます。説明書通りに組み立てれば問題なく仕上がります。



 塗装は説明書通りのクレオスラッカーカラーを使用しました。デカールが使えないので国籍や標識マークなど全て塗装仕上げで行いました。黄色と赤色は下地に白色を塗り隠ぺい力を向上させました。マスキングテープで縁取りを行いましたが以前はタミヤ製の物を使っていましたが最近発売されたクレオスの商品を使ってみましたが、薄くて多少の伸びがあり又接着力も良く大変重宝する物になりました。



特に日の丸の胴体の曲面に貼った場合、ヨレや浮きが出ずに修正の手間が省けることが高好感度になります。翼裏面はガイアカラーのシルバ―で仕上げました。塗装後パネルラインをタミヤエナメルの焦げ茶色でスミレを行いました。



その後ガイアカラーの艶有クリアーを吹いて艶調整を行い乾燥後クレオスのつや消しクリアー(70~80%つや消し)を吹いて完成です。おまけでアンテナ線を付け毛で張りました。これも以前は伸ばしランナーで行っていましたが強度に問題があったので今回は改善を試みました。



全体をとおして
 大戦の初期もあってまだ軍力もあり機体の識別に派手さがありイケイケの感じが伝わってきます。時の流れにはいろいろな表現に表れてくるものだと感じました。日本機の塗装は単色で地味な感がありますが”隼”に関してはこれくらいの派手さが似合うものだと思いました。



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