by Windy Wing 2013
ところが最初の欄で書いた「ダイナミックな造形表現」が行き過ぎると、あまりにアクの強すぎるシルエットとなってしまい、この<Fw190D-9>の機首のような残念な結果となってしまうこともタミヤにはしばしばあります。同じくFw190A/G系全般の機首もゲンコツの塊のような残念な造形であるし、そもそも同社1/48創生期の<疾風>や<雷電二一型>も発売当時こそ絶賛されていましたが、実はその機首の形状や胴体断面などはこの「残念組」の大代表です。今さら言うまでもありませんが、プラモデルの造形というものは実機の設計図をそのまま形にしても「なんだか違う感」を生み出してしまう不思議なもので、「全然違うのにそうとしか見えないデフォルメ」でこそ設計者の底力は試されます。
プラモデル模型製作特集3
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