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(Photo) Grumman S-2T Turbo Tracker

by  コルディッツ
博物館実機写真

 グラマン社が生産し、中華民国空軍で運用されていたS-2E及びS-2GトラッカーをアップグレードしたのがS-2Tターボトラッカーで、レシプロエンジンをターボプロップに換装、アビオニクスの最新化が図られました。この改修で従来の対潜哨戒任務に加え、電子戦や電子哨戒任務も対応が可能となり、ターボトラッカーと呼称されるようになりました。
 改修作業はノースロップ・グラマン社が1986年から行い、27機全機の改修終了は1992年でした。その後のP-3C導入によりS-2Tの退役が始まり、最後の1機(2220号)の退役は2017年12月でした。
 今回は台湾海峡を守った中華民国空軍のS-2Tをご紹介させて頂きます。
※ 本稿は博物館の標示とWikipediaを参照しました。    


   グラマン S-2T ターボトラッカー 2206号
 航空教育展示館(岡山、高雄郊外)にて   2018年12月撮影




  シャークマウスを書き込んでいるせいか、前代のE型・G型より
も「獰猛」なイメージが強くなりました。





 前代のエンジンはカーチス・ライトR-1820-82 1,525hpでしたが、
T型はガレットTPE-331-15AWターボプロップ1,645軸馬力に増強されています。






  最高速度:532km/h 巡航速度:333km/h  航続距離:1,852km 
航続時間:8~9時間 武装:MK46対潜魚雷×2、爆雷、無誘導ロケット弾 乗員:4~5名







  1994年5月に中華人民共和国のロメオ級潜水艦をキャッチする
功績を挙げました。なお1996年に2219号機が墜落しています。



  グラマン S-2A  2102/133051
 航空教育展示館には一番最初に運用したS-2Aの展示もされていました。中華民国空軍は1967年からA型を導入し、1976年から中古のE型やG型をアメリカから導入して、A型と置き換えました。





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