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宇宙探検車 サターン ぜんまい動力(日東)
by 田口博通 Hiromichi Taguchi
「このモデルは世界的に有名なイラストレーターである長岡秀星が1968年に空想科学宇宙探検車としてデザインしたものです。4本足歩行をぜんまい動力により完全に再現しています・・・」 と日東キットの箱絵横に解説があります。
長岡秀星の箱絵は素晴らしいタッチで描かれており、永久保存したいと思います。
箱絵
今は亡き日東の当然 絶版キットです。日東から復刻版が発売された1983年当時に一度購入し、長男のおもちゃにと無塗装で作ったことがあります。
コロナ下の昨年夏、ヤフオクをながめていた所、DELTA-3と共に懐かしく出品されておりまして、今度は真面目に作ってみたいと思い、GETしました。嬉しいことに、他に欲しい人がいなかったのか非常に安い落札価格でした。DELTA-3の方も欲しかったのですが、こちらは珍品キットということもあったのでしょうか。逃してしまいました。
1960年代リリースの古いキットなので、部品点数も少なく、各パーツはおおぶりです。
胴体はホワイトで成型されており、光が透けるのを防ぐために、内側をつやけし黒で塗っておきました。
ぜんまい走行メカは下のようにごく簡単な構成ですが、リンク機構によりのっしのっしと快調に動きます。胴体上部のレーダーもぜんまい軸で回転するギミックがあり、楽しいです。
箱絵を見ながら胴体上部を白、胴体下部をライトブルーで塗装。付属デカールを使い、仕上げにクリアを保護を兼ねて吹いておきました。左右の燃料タンクはイエローでバンドにはハセガワのジュラルミンフィニッシュを使っています。
各部を組み合わせて完成。
ぜんまいを巻くと レーダーを回転させながら、ゆっくりと4本足歩行をします。童心に帰りますね。
ミサイルの形状が箱絵を再現しておらず、少し残念ですが、そこがチープさを醸し出していて良いのかもしれません。
箱絵を見ながら、ミサイルとランチャーを自作するというのもアリかもしれませんが、全体のバランスは崩れるかもしれません。
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