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 (Photo) Caudron C.60

by  コルディッツ
博物館実機写真

 コードロンC.60はフランスで1921年に製作された、木製羽布張り構造の複座座複葉の練習機でした。1920年代から1930年代にフランスやフィンランド、ラトビア、ヴェネズエラ、スペイン共和国で運用されました。
 フィンランド空軍は1923年から1924年にかけて30機を購入し、
1926年には同空軍工廠がライセンス生産権を取得して生産した34機を、1927年から1928年にかけて導入しました。フランスから購入の機体には、1E20から1E30と1F31から1F49までの識別記号を割り当て、その後CA-20からCA-49に変更しました。国内生産機にはCA-61からCA-94が割り当てられました。
 フィンランド空軍は信頼性の高い練習機と見なし、操縦士と観測員の訓練に1936年まで使用しました。コードロンC.60機で養成された操縦士や観測員が、冬戦争や継続戦争でその成果を発揮することになります。
※ 本稿は博物館の標示とWikipediaを参照しました。

Caudron C.60  CA-84
 フィンランド航空博物館(バンター)にて 2013年11月撮影


発動機はグレルジェ9B 9気筒空冷ロータリーエンジン130馬力。
 と言うことは、ソッピース・キャメルやトライプレーン、
ニューポール17と同じエンジンですね!
 北欧だけあってスキーに履き替えているのもポイントかと。




以下2018年7月撮影




CA-84の識別記号からフィンランドでの製作機と判ります。
 同機は1995年11月27日にレストア目的でフィンランド博物館に入り、1999年春に全てのレストアが完了したとありました。






Caudron C.60 F-AINX
 航空宇宙博物館(ル・ブルジェ)にて   2016年8月撮影
 パリの航空博物館にも展示されていたのですが、他機に目を奪われ、この1枚しか写っていませんでした…


Sopwith F.1 Camel B7280   (再掲)
 ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて   2011年5月撮影
 同じクレルジェ(Clerget))9B搭載仲間で、たまたま拝観時にエンジンカウルを外していたので、再掲させて頂きます。




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