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スピットファイアMk.Vb　”I R GREED"(ハセガワ 1/32)

　　by 親父モデラーＮＯＢＵ

　皆様、こんにちは。
親父モデラーＮＯＢＵです。
７月号の第３特集　”スピットファイア"用に
ハセガワ 1/32 スピットファイアMk.Vb　”I R GREED"が完成いたしましたのでご紹介いたします。
ハセガワの1/32スピットファイアは今から４４年前の１９７７年に発売されました。
各翼の後縁は手が切れる程薄くシャープで、選択パーツも盛り沢山の気合の入ったキットです。
惜しむらくは凸モールドであることで、凹モールドに彫りなおした場合に機首の◎モールドをどう処理するか悩んで
今まで手をこまねいておりましたが今回内側の〇はピンバイスで穴を彫ることで作ることに決めました。
同じく今回の”I R GREED"機もロアカウルとアボーキフィルターをどう再現するかで悩んで作れず仕舞いでしたがサードパーティーのパーツを見て作る決心がついた次第です。
（結局サードパーティーのパーツは没となりましたが・・・・）
それではお付き合い宜しくお願い申し上げますm(_ _"m)

小池繁夫氏による”I R GREED"の物語をも想像させる素晴らしい箱絵！
細部までリサーチの行き届いた小池氏の箱絵は資料性が高いのでそれだけでも参考になります↓

主翼下面のラジエーター＆オイルクーラーには少し手を加えておきます↓
金型の関係で台形なのは修正が難しいので諦めます(‘ ▽‘)ゞｴﾍｯ

オイルクーラー↓

アボーキフィルターは実機写真を見るとキットとは形状が違うので
キットのトロピカルフィルター後半とアボーキフィルター前半をニコイチにして足りないところはプラ板にて製作します↓

実機写真ではフィルター前部に筒状の何かがあるようなので半丸プラ材にエッチングのメッシュを貼ってみました↓

ロアカウルも形状が違うのでキットのパーツにプラ板を貼り付けて
瞬間接着剤で固めて削り出します↓

モールドを彫りなおすのでポリパテは使いません。

脚収納部には隔壁を追加しておきます↓

20mmカノン砲はマスターモデルの真鍮パーツを使用します↓

この繊細な出来はとても真似できませんね↓

翼端は切断翼ですが実機写真をみるとキットのパーツとは形状が違うので
キットの標準翼のパーツを削って製作します（翼端灯はないようです）↓

小池繁夫氏の箱絵もちゃんとそのようになっています↓

今回初めてラウンデルを塗装で仕上げてみました↓

主脚や尾輪はピンクブラウンでスミ入れしました↓

実機の地上での写真は見たことがないのですがホイルキャップをプラ板で追加しました↓

主翼には真鍮帯板で脚位置指示棒をつけておきます↓

今回コックピットはアイリスの別売りパーツに置き換えます↓

レジンパーツの取り付けにはルーターが欠かせません。
このビットセットはジルコニア製ですがAmazonで安く手に入ります↓

今回は艶消し面に直接デカールを貼ってみようとおもい
田口さんもオススメのタミヤの軟化剤入りデカールのりを使ってみました↓

コックピット、酸素マスクホースはスプリングに真鍮線を通して瞬間接着剤で固めたもの↓

組み込む際には少し調整が必要ですが、ほぼピッタリ収まります↓

プロペラブレードは厚みと幅が不足し貧弱なので裏に0.5mmプラ板を貼って修正します↓

別売りデカールからコーションデータを貼って出来上がり↓

排気管はクイックブーストの別売りパーツ↓

タミヤのオレンジブラウンでスミ入れ↓

主翼の機銃孔＆ガンカメラの防塵テープはハセガワの赤色フィニッシュを使います↓

機銃孔が凹んで狙い通りの出来↓（カノン砲にも防塵処理が施されているようですが折角のディテールが勿体ないのでカノン砲にはしませんでした）

キャノピーラッチは0.14mmのプラ板でそれらしく製作しました↓

　フィガロのマークはキットから、コードレターのIRGはエキストラデカールから、
バックミラーにはミラーフィニッシュを貼り、キャノピースライド部は両面テープにて固定しました↓

ペナントはエキストラデカールから、スミ入れはダークブラウン、前部キャノピーにはプラ板で裾を追加
アンテナ線は不要です↓

　ロアカウルとアボーキフィルター↓

それでは完成した姿をご覧くださいm(_ _"m)

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