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特集 絶版キットを おしげもなく作り倒す

  隼と五式戦 (タミヤ 1/50)

by 兵庫県明石市 小原



 タミヤ1/50大戦機シリーズの隼と五式戦です。いずれも箱絵が高荷先生のものに替わって以降の改修版で、1970年代の終わり頃に買ったものだと思います。なんとなくガチャガチャした感じの完成品になり、あまり見栄えの良いものにはできませんでしたが、とりあえず成仏させられたでしょうか。なおタミヤの場合たまに古いアイテムのスポット再販がありますので、「絶版キット」と言い切れるかどうかは微妙ですが。




  1960年代前半の新発売当時は隼はエンジン直後、操縦席直前の胴体部分にベビーモーターを内蔵し、電池はディスプレースタンドに収めるかたち、五式戦はベビーモーターをカウリングに、電池も胴体内に収める形でモーターライズされていたようですが、胴体平面形で隼の胴体前部が太いのや、五式戦の胴体後半がぼってりしているのはそのためでしょうか。
今回の改修版では隼はモーターライズ廃止、五式戦は電池ホルダー一体型のミニベビーを使用になっています。

五式戦


  可動部はプロペラと主脚,主輪は両機とも、隼はそれに加え風防とエルロン、ラダー、エレベーター、五式戦はエレベーターとフラップが可動します。初期は隼もフラップ可動だったようですが、この版では接着固定が指定されてます。ただ可動だった時の痕跡が一部モールドに残ってましたので今回は金属線を使って一応開状態にできるようにしてみました。



  また隼はカウリングを外してエンジンが、五式戦はパネルを外して主翼の機関砲が見えるようになっています。精密さを云々する出来ではありませんが、なんかこう、ちょっと嬉しくなります。





  主脚とフラップを動かして、離陸直後とかの雰囲気に浸って遊ぶのは可動全盛時代のキットの特権ですね(近年はエフトイズの一連の1/72とかでそうとも言えなくなりましたが)。






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Vol.157  2021 September.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
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