Home >   ホーカー タイフーン(エアフィックス旧版1/72)>特集 ホーカー>2021年10月号

特集 ホーカー

ホーカー タイフーン(エアフィックス旧版1/72)

by  コルディッツ

 エアフィックス1/72の旧版のホーカー タイフーンは、先月号の「絶版キット」の候補でしたが、3本のプロペラを全て折るというヘマをして、そのショックから立ち直るのに時間がかかり、特集「ホーカー」に流れ着いたものです。かつて愛読していたプラモデル誌では、エア旧版に好意的な評はなかったので、私は買うまいと誓っていました。ところが「積みプラ成仏作戦」の探査で、いつの間にか所有していたのを発見し、ビックリです。
改めて旧版とエアの新版を比べると、その質の開きは大きく、かくて気楽に旧版の成仏を進めることが出来ました。



 手前が今回作成のエア旧版。奥は10年位前作成のアカデミー1/72です。エア旧版はパーツは少なく、その羽目具合は良好で、主翼の厚みはタイフーンらしいです。もっとも主翼後縁も分厚いのは困りものですが、新版も出ているので修正しませんでした。
 キャノピーも困ったことに、枠が消えていました。止む無く手書きで恐る恐る枠を入れましたが、案外スラスラ進み、却って枠のない方が良かったと考えるようにしました。そして最後にキャノピーを機体に乗せようとしたら、何と人形が胴長なので、頭でキャノピーがつかえてしまいます。ヤスリで頭を削って対処しましたが、流石にパイロット泣かせの機体です。



 タイフーンの魅力は力強い印象の機首下面の巨大な冷却空気吸入口だと思います。写真は王室空軍博物館ヘンドンにて2019年8月に撮影しました。


 エア旧版の空気吸入口は、実感のある再現と思います。
 シャッターを押す寸前に背景の壁紙が倒れ、またプロペラを折りました。瞬間接着剤の緊急対応で切り抜けた積りでしたが、写真には瞬接作業中に、プロペラの黒色がスピナーに流れたのが写っています…そもそもプロペラ全部が折れたのはペラとスピナーが一体成形で、ペラの根本が見苦しいので削っているうちに、勢い余って削り過ぎた自分の不注意さが原因で、誰も恨めません。
 プラモデル誌では低評価でしたが、実際の作成はジェットコースターに乗っているような、ハラハラドキドキ感を楽しめました。


 アカデミーの空気吸入口も実感あると思いますが、力強さの印象はエアの方が勝るかと。



   機首のラインの再現もエアの方が良いようで。


 デカールはダメ元でキットの物を使ったら、意外や意外、粘着力は抜群でした。しかしデカール表面のホコリもそのまま付着しているので、後日張り替えしようと思います。
 アカデミーのキットは外見に?がありますが、組立易く、隙間もなく、パテを使用せずに済み、デカールも良好でした。



Home >ホーカー タイフーン(エアフィックス旧版1/72)>特集 ホーカー>2021年10月号
Vol.158  2021 October.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                    editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず/リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集3

TOTAL PAGE