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「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」 No.38

  九七式司令部偵察機1型 (マイクロエース1/72)

by クラキン



 昨年の8月号以来、長らくお休みしていた「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」のNo.38です。
マイクロエース1/72の九七式司令部偵察機1型をスタンドに乗せてプロペラを回してみました。



【実機について】
 陸軍が三菱に特注した高速偵察機で、一○○式司偵が登場するまで活躍しました。高速性能が買われて高速通信機として若干数が民間に転用されました。
1937年にロンドン~東京間を94時間17分56秒(実飛行時間51時間19分23秒)で飛行した朝日新聞社の神風号はその中の1機です。




【キットについて】
 かなり古いキットで恐らく元はエルエスのキットだと思います。現在でも入手可能ですが、今回製作したのは2008年に中古屋さんで格安で購入した物です。
ハセガワからも同型機が発売されていますが、マイクロエースはバリエーションとして神風号や2型も発売しています。





 金型の荒れのためかキャノピーパーツの透明度が悪るいという問題はありますが、バリは少ないですしパーツ精度も良いので、作り易いキットです。
モールドは凹でまずまずシャープですが、リベット表現はありません。
パイロットと通信士のフィギュアが付いているので飛行状態で作る時に助かります。



【製作について】
 マイクロモーターでプロペラを電動化し、電源を仕込んだスタンドに乗せた以外は素組みです。
主翼下面とコックピット床の間にスタンドとのジョイント部を脱着式にする為のICソケットを入れるスペースが無いため、スタンドとのジョイントは固定式にしました。
モーターは4mm径の物を使いました。





マーキングは迷彩模様の独立飛行第18中隊と明灰白色無地の飛行第28戦隊の物が選べるようになっていて、虎のマーキングも良いなぁと思ったのですが、明灰白色一色の方が何となく「らしい」気がしたので、そちらを選びました。
マーキングは全てキット付属のデカールを使用しましたが、黄ばみやひび割れも無く、良質なデカールでした。



  フレームの多いキャノピーですが、マスキングは探照堂さんのカット済みマスクを使用したので楽ができました。
スタンドの中に単三電池1本とスイッチを仕込んであります。




写真のデジタル加工もやってみました。
2枚は単純に支柱を消しただけです。
1枚は更にセピア加工やぼかしを入れて昔風の写真にしてみました。





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