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特集 F4ファントム

 F-4ファントム 最新キット

 by  田口博通 Hiromichi Taguchi

 航空情報11月増刊号「F-4ファントムⅡ」が9月30日に発売されました。この中で18ページに渡り、「ファントムプラモデルをめぐる時空の旅」として 最新キットの製作記事から、1960年代に1/72最初のファントムプラモデルとして発売された レベル72F-4,ハセガワ72F-4J旧版まで、古今東西のほとんど全てのファントムキットを網羅し紹介しました。書店で是非手に取っていただければ幸いです。
 
 さて、この増刊号のため7月から8月にかけて 最新のファントムキット6機を新作しました。
造形村48 F4EJ改、タミヤ48F-4B,アカデミー48F-4C,ハセガワ48F-4J,ファインモールド72F-4EJ改、プラッツ144F-4EJ改です。
 今月はファントム特集ということで、いくつか写真を掲載させていただきます。製作記事の方は 増刊号本誌をごらんください。


 F-4ファントムⅡ (航空情報11月増刊号)
 税込み価格 1,980円 2021年9月30日発売

F-4EJ改 (造形村 1/48)

 造形村から2021年6月に発売された航空自衛隊F-4EJ改 通常塗装バージョンです。スタイルが良いだけでなく、エンジン内臓、コクピットもしっかり再現されており、部品点数が多いのですが作り易いキットでした。何よりも「組み立て説明書」がわかりやすく素晴らしかったです。





F-4B (タミヤ 1/48)

 2021年7月に新金型で発売された1/48 F-4BファントムⅡです。細部ディテールまで見事なモールドとなっています。
 しかし、ランナー数が10数枚あるのに、とにかく組み立て説明書が不親切でパーツ図が無い仕様となっており、結局ランナーが1枚不足しているのに気づくのも遅れ、最初からつまずきました。各部の合わせも今一つで主翼上面部品の脚庫上に成型ヒケがありパテ埋めも必要でした。とにかく完成まで漕ぎ着けるのが大変で、締切までに完成したのは奇跡です。最後のトドメはキャノピー上部にパーティングラインがあり目立つので、1500~2000番の耐水ペーパーで消し、コンパウンドがけをすることで どっと疲れるキットでした。
 他社キットに比べると全長は同じだが、胴体が長い印象があります。確かにエアインテーク先端からジェット排気口まで計ってみると数ミリ長く、個人的には胴長に見え完成後も気になっています。





F-4J(ハセガワ 1/48)

 今年7月にワンピースキャノピーが追加されて再発売された1/48 F4Jファントム ショータイムです。
計器板などの接着部が弱いので裏側からプラ板で補強を当ててあります。ベテランキットですが、老兵は死なず。
過去、何機か作っていますが、毎度、納得の完成品になります。





F-4EJ改 空自“第8飛行隊”(ファインモールド 1/72)

 1/72 F-4J発売前に締切だったので、今年2月に発売されたF-4EJ改を作りました。表面彫刻もシャープで、繊細なパネルラインとリベットは1/72キットではトップクラスでしょう。
胴体は前後分割となっており、後部胴体には、エンジン前面と補強隔壁を接着します。コクピットも素晴らしい再現度でした。





F-4EJ改(プラッツ 1/144)

 百里基地の第302飛行隊が2019年3月に運用を終えたF-4EJ改のラストイヤーを記念した特別塗装ブラックファントムを作ってみました。
 プラッツの1/144ファントムはエフトイズ製の成型パーツを使用して、カルトグラフ製デカールが入り、機体を1色で塗装し、デカールを貼ればマーキングは完成です。気になるのは1/144にしてはかなり高価(税込 2,178円)という点です。








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