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デハビランド ベノム(エアロクラブ 1/72)
by
入江健次
今回は、デハビランド ベノムを作りましたのでご覧いただきたいと思います。丁度、同じ名前のヒーロー物の映画も公開中ですね。
この初期のジェット戦闘機の試作機は1949年初飛行だったそうです。同じ双ブームのバンパイアの後継です。デハビランドの機体は個性的で模型映えするので大好きです。
できるだけ小さい胴体にエンジンと翼を取り付けた設計。尾翼のブームは強度はあるのでしょうか。
私は15年ぐらい前にドイツのジンズハイムのオート&テクニック博物館で初めて見ました。天井からぶら下げられていて、ぱっと見は、バンパイアだと思ったのですが、よく見ると違っていてスイス空軍のベノムとの事でした。ちなみに、この博物館はシュツットガルトとフランクフルトの間ぐらいにあってツポレフ144とコンコルドが目玉で、ドイツに行くならお勧めですよ。パンサー戦車やミグ21、古いレーシングカーなど、すごい量の展示でモデラーには天国です。
キットはエアロクラブと言う聞きなれないメーカーの古い簡易インジェクションキットです。この単座のベノムFB.1の1/72キットはおそらくこれだけかもしれません。私のメインは1/72なので残念ですが、1/48なら在るみたいですね。シーベノムという複座型の方は沢山出ていて、フロッグやイースタンエクスプレスで見たことはあります。1/32もありますね。
製作はやはり大変でした。もとより合わせの正確さなど無く、翼も削りまくりでした。座席や脚はホワイトメタルです。風防はバキュームで既に黄ばんでます。デカールは使えたので助かりました。
バンパイアのとの比較でエレールのフランス海軍仕様のバンパイア(ミストラル)との比較写真を撮りました。上から見ると両方ともコウモリみたいです。バンパイア、ベノムというネーミングが絶妙ですね。エンジンもゴブリン、ゴーストとか日本のメーカーだと却下ですよね。
何とか頑張って形にできたと言うのが感想です、苦労してレアな機体をコレクションすることができました。
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