Home  >マルセルブロック MB152C(ドラウイングス1/48)< 誌上個展<2022年2月号

誌上個展

マルセルブロック MB152C(ドラウイングス1/48)

  by Nobunaga

強いぞ僕らのMB152! イスパノ機関砲で敵を撃ち落とせ!



のぶさん・ながやんの飛行機放談

のぶさん:おめでとさん正月何しとったん。
ながやん:めでたくもないでオミクロン株なんてのが出てきて正月は「行かず」「食わず」「買わず」の3ずの生活やったで。
のぶさん:ところで新年最初のお題はマルセルブロックMB152やな。なんでこんな不細工な飛行機作ろうと思ったん?
ながやん:そこや。誰が見てもかっこいい要素がなんも無いやろ強そうだなとかかっこいいなとか言う人フランス人除いておらへん。そこが狙い目やな。
のぶさん:なんや受け狙いかいな。それにしてもでっかい機関砲が目障りや首も曲がっとるしな。
ながやん:機関砲はイスパノスイザHS404ゆうてLeo451とかアミオ351とかの爆撃機に付けたのと同じ20ミリ機関砲や威力はありそうやね。こいつでエースも出てるんやで。
のぶさん:フランスの戦闘機パイロットはさんざんやったな。ドイツ機に蹴散らされてイギリスに逃げたりアフリカに逃げたりビシー政府軍機に乗ったりと悩んだんだろうね。敵味方やそれで首曲がってもうたんかな。
ながやん:フランス人は考え過ぎなんやトルク打ち消しとか言ってエンジンまげて付けたりコックピットとか主脚の取付けとか何でもやたら複雑にしすぎや生産性の無さがドイツ機に負ける要因になったんやろね。
MB150シリーズはほろ苦のデビューやったけどMB157は試作機やけどたいしたもんや最大速度は710kmと発展したんやフランス航空機産業の底力やな。

キットについて
 ドラウイングスは戦間期のメジャーでない機体をキット化してくれる有り難いメーカーです。製品を購入された方も多いと思います。この1/48のMB152は柔らかい材質と良くリサーチされた細かなパーツで構成されてます。作り易いかと言えばどちらかと言えば手のかかるキットですがランナーの切り取り痕を丁寧に処理をすれば素組みしても立派な作品に仕上がります。他の製品は分かりませんが、注文を付けるとすれば組立説明書が分かりにくかったりパーツの番号が間違っていたり細かく分割し過ぎて作りづらいということでしょうか。デカールは綺麗で細かい字もちゃんと読めるし台紙からすぐ離れるし、でも、もたつくとデカールが割れてしまいます。ご注意を。


エンジンカウリングは3分割ですが合わせるとちゃんと真円になります。


全面にリベットを打ちました。実機はリベットの数がハンパないので大変でした。よく見ると抜けたりよれよれだったりしますけど48までは「それらしくみえるかなあ」で良いとします。


せっかくリベットを打ったのにデカールを貼るとリベットが見えなくなるので迷彩塗装をする前に赤蛇の目を版を作って吹き付けます。ペーパーかけるとふちが白く出てしまいました。


フランス機にとって迷彩ってなんだろう。こんなに大きな赤蛇の目、ここを狙って撃ってくれとでも言うのか、敵機に的を差し出すようです。


リベット効果を出すため迷彩を吹く前に赤蛇の目を仕上げます。

参考資料:「ウイングマスター誌」2009年No.69、「レプリック誌」1999年No.94、大日本絵画「第二次大戦のフランス軍戦闘機エース」他インターネットに依る実機写真等



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