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特集 ハセガワ

F-86F セイバー 航空自衛隊 (ハセガワ 1/32)

  by E.H.NOBU




 皆様、コンニチハ E.H.NOBUです♪
2月号第3特集は”ハセガワ"ということですので
「ハセガワ1/32F-86Fセイバー 航空自衛隊」
をご紹介いたします。
ハセガワは最近再販や限定品ばかりですが
どうせならタミヤのようにデカールをアップグレードした
魅力的な商品として再販してほしいものです。
なんならクラウドファンディングなんていうのも
ありなんじゃないでしょうか?



さて勘の良い人はお気づきでしょうが
そうです実は2月号第3特集"86ハチロク”用に
作っていたのですが惜しくも間に合いませんでした。
それではお付き合いのほど宜しくお願い致します。

小池氏による素晴らしいBoxアート↓


初版は1972年発売ですので今から50年前に発売されたキットですw(゚o゚)w
2月号で館長がおっしゃられているように私もこのキットが好きです。
今回作るのはカルトグラフデカールがついた限定版ですがこれでも
2003年発売品ですので19年前です。
例によってキットの味を生かしながら作りたいと思っています。
主な改修箇所は
其の一 コックピット&キャノピー内部
其の二 ガンサイト周り
其の三 前脚柱&主脚柱
其の四 スピードブレーキ
資料はたくさんありますがこれが一番役立ちます↓あとは丸メカニックかな


コックピットはCMKのレジンパーツに置き換えます。
左側サイドパネル足元には
キャノピー破砕用の手斧があり目立ちますので
プラ板で追加しておきます。
スロットルレバーはキットの出来で十分ですので
キットのパーツを使います。
計器盤はキットのパーツを使います。
エジェクションシートはCMKのレジンパーツです。
背あて部分の穴は自衛隊機では凸形に穴が広げてありますので
リューターで削って凸形にしておきました。
座席高さ調整用のレバーは真鍮線で追加しておきます。
座席にある酸素マスク用のホースと
もう一つのホースはサイズの異なる伸ばしたスプリングで
追加しておきます↓


キャノピー可動部はキットのパーツを切り取り
デフロスター用の配管をアルミ線で追加しておきます。
横フレームの位置がキットのままでは2mmほど後ろですので
キットのフレームをプラ板で延長したのち前へ寄せて接着しておきます。
ラジオコンパスからの配線用コネクターは真鍮パイプで追加しておきます↓


ラジオコンパスとプレッシャーレギュレーターはキットのパーツを使用。
ラジオコンパスから延びる配線は
リード線を4~5本捩って再現しました↓


座席後ろに射出用ロケットモーターをプラ丸棒にて追加。
ヘッドレストは真鍮線にて取り付け。
ロケットモーター両サイドにはスクリューがあるので
ギターの弦で再現しました↓


前部胴体仮組み後
後部胴体、主・尾翼等々をテープで仮付けしてみて
尻もちをつかない必要な錘の重量を計ってみたら
約30g必要だったので釣り用錘10号(35g)を一つ
なるべく前よりに瞬間接着剤でガッチリ固定しました↓


次は計器盤フード上部にある射爆撃照準器などを作ります。
資料本にもありますようにF-86セイバーの照準器はA-4射爆撃照準器であります。
資料本だけではよくわからないのでインターネットで
「type a-4 gun bomb rocket sight」と検索して見つけた画像を参考に
プラ板で作ります。
ちなみにCMKのレジンパーツにもこのパーツは入っていますが
1/48かと思うほど小さいので使えませんでした・・・・
チマチマとプラ板を貼り合わせて、大きさは現物合わせです。


資料本を参考に計器盤上部のゴチャゴチャを作りました。
左側のパーツはキットで使わなかったサイドコンソールから
似たような部分を切り出して使いました↓


艶消し黒で塗ったら、ドライブラシして出来上がりです↓


コックピットが一応出来たので今度は前脚を作り直します。
機体が錘の重さも加わってかなりの重量となりましたので
プラパーツでは持ちそうもなさそうだし
キットのパーツの出来もイマイチなので。
資料本を参考に真鍮線や銅パイプを基本に作り直します。
ステリング装置は太さの違うプラ棒を組み合わせて加工
オレオのねじれ止めリンクはプラ板とプラ棒を組み合わせて加工しました。
リンクに付いている安全スイッチやステアリング装置のリンク等々を
プラ板等で追加して前脚の完成です。


次は主脚です。
前脚同様荷重の問題と実機では
車軸がオフセットされているのを再現するため
やはり金属に置き換えます。
今回は3Φの銅パイプがメインでオレオと車軸は2Φの真鍮線と
2Φの銅パイプの組み合わせです。
主脚柱下部にある係留リングは真鍮線をねじって丸くして作ります。
オレオの捻じれ止めはプラ板で作ります。
オレオの捻じれ止めに安全スイッチをプラ材で付けたら
主脚柱の完成です。


丸メカニックを参考に塗り分けます。
安全スイッチは黒だと思っていましたが
カーキグリーンなのも丸メカニックの写真で
はじめて知りました。
オレオにはミラーフィニッシュを貼りました↓


資料本によりますとスピードブレーキ内側はキットと少し違い
外板と内張りの二重構造となっています。
資料本を参考にしてプラ材で作ります。
カーキグリーンで塗ればスピードブレーキ出来上がりです↓


機体はマスキング後サフェーサー替わりに
全体をエアクラフトグレーで下塗りしました。
持ち手としてインテークダクトと排気ノズルに
丸棒を突っ込んであるのでセイバーの串焼きみたいです↓


資料本によると
垂直尾翼前縁には蛍光レッドのシールがあり
いいアイキャッチになりますので
ハセガワのフィニッシュシート
蛍光レッドを貼ってみました↓


第81航空隊第3飛行隊長機に取り付けられた
シャークティースの燃料タンクも出来ました↓


小物類を機体に接着したら
最後にキャノピーを取り付けて完成です。
キャノピー内にあるバックミラーと取っ手は
木工用ボンドで取り付けます↓


キャノピー後部にある配線は
リード線を4~5本捩って作り
キャノピー内のコネクターに接着し
リード線で作ったゴム紐に通してから
ゴム紐をエジェクションシート上部に
乗せるように木工用ボンドで接着しながら
キャノピーを所定の位置に接着固定します↓


完成しました↓








お付き合いいただきありがとうございましたm(__)m


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