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特集 戦車 

チャーチル・クロコダイル戦車(タミヤ1/48)

by  コルディッツ

  戦車プラモデルの連結式履帯の波に乗り遅れ、不安を抱えつつ、 しかしアスナロ式に何時の日にか連結式で、と思って数年が過ぎました。この間、何度か履帯連結式に挑みましたが、自分の描くイメージ通りに進まず、そのまま箱に戻して積みプラを増やして来ました。特集に併せて再挑戦したタミヤ1/48のチャーチル戦車Mk.Ⅶ クロコダイルも、途中まで履帯を組立てて放置していました… そのチャーチルを選択したのは、履帯上部部はフェンダーに隠れるので、組み立てる必要がないのが理由で、つまり「手抜き」 です。


 履帯組立は意外にサクサク進み、前回の挫折は何だったのか 考えましたが、当時は恥ずかしながら、流し込み接着剤の使用法 を、全く分かっていなかったためと気づき、赤面です。


   2019年8月にボービントン戦車博物館で撮影したチャーチル・クロコダイル。やはりタミヤの再現度は素晴らしいと実感です。



 クロコダイルは火炎放射戦車で、車体機銃を火炎放射ノズルに換え、燃料と圧搾窒素搭載の装甲トレーラーを牽引します。


指定塗装の第79機甲師団は、ホバーツ少将指揮の特殊車両部隊です。クロコダイル以外にもDDシャーマン戦車なども装備され、特殊車両は「ホバーツ・ファニーズ」と呼ばれていました。
 ノルマンディ上陸作戦時に、クロコダイル等の特殊車両は英軍上陸部隊に分散配置され、英軍兵士の損失を抑え、橋頭堡確保に貢献をしました。



 それにしてもチャーチル戦車は戦時急造という理由もあるでしょうが、英国風の美意識を貫いた面貌とライフスタイルは、尊敬に値すると思います。クロコダイルが火を噴きながら迫って来るのを見つめる、ノルマンディ海岸のトーチカに籠もるドイツ兵にとっては、恐怖でしかなかったでしょうが。    




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