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フルスクラッチビルド & ソリッドモデルの製作
サントスデュモン・ドモアゼル19型
(1/32フルスクラッチ紙模型)
by
TOSHI
昨年の11月号ではサントスデュモン・ドモアゼル20型を紹介しましたが、今回はその前の型である19型です。
いつものように厚手(250g/平米)のコピー用紙を主な材料にしています。
左の20型は前回投稿した後で分かった主翼の構造の間違いを直すとともにエンジンを除く機体のトラスも再製作しました。
前作より胴体トラスを少し細めにしています。また翼下面も羽布で覆われ、リブが見えないのが正しい構造でした。
19型は胴体がトラス構造ではなく1本の竹竿であることが大きな外観上の特徴です。多くの張り線で保持されていますが、いかにも華奢な印象ですね。鳥人間コンテストに出場する人力機のようにカーボンファイバー製であれば複雑な張り線などなくても良いのでしょうね。
模型はかなりのテイルヘビーなのでエンジン部に薄い鉛板を積層して3輪が設置するようにしました。
20型や21型は博物館に実機があるので資料もWEBで見つけ易いのですが本機は不鮮明な実機写真しかなくかなりの部分を想像して作っています。
操縦系統の詳細は充分には判らなかったので今回は省略しています。
資料が見つかった時点で修正したいと思います。
車輪のスポークはボンドで固めた木綿糸です。いつもは竹串を削ったり、真鍮線を使うのですが新しい工法を試してみました。
本数を減らしていますので正確性や精密感の表現は難しいのですが、機体全体のバランスとしてはとれたかと思います。
全幅5m,全長8mm、重量143kgの一人乗りの小さな機体です。
ウルトラライトプレーンのご先祖様です。
ドモアゼルには19bis型を始めとして20型の初期版、21型とバリエーションがありますのでシリーズとして完成させたいと思います。
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