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特集 ジェット戦闘機

Me262 A-2a ケッテンクラート牽引セット (タミヤ 1/48)

  by 老人とプラモ

 誰でも知ってるとまでは言いませんが、Me262は超有名な世界初の実戦運用されたジェット戦闘機。1941年から開発を始め1943年11月にはほぼ開発終了、12月からは実験的な運用が開始されます。その後、当時の戦況から、迎撃戦闘機とするか、戦闘爆撃機(ヒトラーが主張~爆弾搭載を可能とする改造と爆弾投下前後の重心移動への対応が必要)とするか で運用方針が迷走。本機の戦場での活躍チャンスを削いだといわれています。このキットのA-2aは戦闘爆撃機型で、250kg爆弾2発を機首に吊るします。



 爆撃照準器も装備せず(あっても高速での爆撃操作は単座機ではたぶん無理)爆撃の効果は低かったとされています。戦闘機型の機首に装備された30㎜機関砲4門を2門に減らしています。キットの機関砲の点検扉は開(左右の扉が跳ね上がった状態)と閉の二通りのパーツがありますが、タキシング中の情景なので閉状態のパーツ選んで嵌め込んでいます。



 キットの箱絵ではケッテンクラートがMe262を牽引しています。その背景として①ジェットエンジンJumo 004は実使用10~25時間でオーバーホールが必要、基地内のタキシングで貴重なエンジンが消耗するのを避ける ②当時のジェットエンジンは燃費が悪く、満タンでも作戦可能時間は30分。タキシングで燃料を消費して滞空時間を減らしたくない ③ドイツ全体が燃料不足でとにかく燃料の消費を減らしたい、 ①②③どれが牽引の主な理由なんでしょう??



  正面から見ると主翼は端部の1/4がほぼ水平でガルタイプ。 



 爆弾の後ろには中心線寄りに2個の離陸補助ロケットを装備しています。



  塗装はWWIIの開戦初期から活躍してきた第51爆撃航空団第2飛行隊(II Gp/KG 51)のものです。機首の白帯はもう少し細くするべきでした。KG51は緒戦ではエーデルワイスの花を部隊紋章として機首に描いていましたが、最早そんなゆとりはありません。




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