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日本海軍潜水艦 伊16&伊58&海底軍艦 (タミヤ、フジミ 1/700)
by 小山新一
(実艦について)
タミヤの取説の解説によれば、ドイツと日本の潜水艦は運用方法に違いがあり、そのことで艦の大きさの相違を生んでいるとのこと。
ドイツ潜水艦の主な目的は通商破壊で、攻撃対象は輸送船が主であるため、小型潜水艦が多い。一方日本の場合は、艦隊決戦のサポート役なので、大型、重武装となるという。ドイツのUボートが350~700tが中心なのに比べ、日本では1000~2000tと中、大型が多くなっている。伊16、伊58はともに2100tクラスで、母体となる仕様は共通だが、伊58は偵察任務が主であるため、カタパルトと零式小型水偵を搭載している(伊16が後部に積んでいるのは、小型潜水艇 甲標的で、のちの特攻兵器回天ではない)。
(模型について)
フジミ1/700飛龍で、艦船模型には苦労させられたのだが、のっぺりした潜水艦ならラクかと思い、本キットを購入した。2艦セットで価格900円というのも、今どきにしては格安である。
船体の大面積部分(艦体色と甲板のタン)を先に塗装し、これに上部構造物をモノによっては取付前、モノによっては取付後に塗装して組んでいく。接着剤が多少はみ出しても、塗料を重ね塗りすれば目立たない。
こうしたコンセプトで、作業はスムーズに運ぶ―はずだったが、失敗した。艦船模型を作りなれていないがゆえのミスだ。潜水艦ならではの事前作業があったのだ。すなわち、潜水時を作るなら、格納されているパーツは取り付ける必要がない(ウオーター・ラインだから潜水時だと下部が平らではまずいのだが)。ために、上部構造物のうち、デリック、マスト、などの取付穴は船底を接着する前に裏側のヘコミ穴を貫通させておく必要があったのである。で、どうしたか。船底をはがそうとしたのだがはがせない。やむを得ず取説とにらめっこをして、およその見当で、デリック、マストなどの取付穴を上部船体に開口したのであった。
零式小型水偵は機体と左右のフロートからなる3パーツの構成。上面グリーン、下面ライト・グレイで塗り、日の丸も手描きした。
全長15センチほどの小さな潜水艦2艦のみではさみしいので、ストックにあったフジミの「海底軍艦 轟天号」を取り出し、半端になっていた組立てを続行、塗装して完成させた。特撮シリーズ№1とボックスに記してあり、スケールがウォーターライン同様1/700で作ってある。映画の設定では全長150mだから、かなり大きい。ウォーターラインでも組めるようになっているが、これはフルハルで作った。何しろ、空も飛べるのである。
ツー・ショット、スリー・ショットにはこれまで作った同スケールの駆逐艦初雪、空母飛龍にも加わってもらった。ちなみに、飛龍の全長は227mで海底軍艦より長い。
記し忘れた。海底軍艦のボックスアートは、巨匠 高荷義之氏の手になるものだ。
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