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(Photo) SAAB JAS 39 Gripen

by  コルディッツ
博物館実機写真

 サーブ39は1988年に初飛行した、戦闘/攻撃/偵察の任務をこなすマルチロール機です。スウェーデン語の戦闘/攻撃/偵察の頭文字を拾い、JAS 39と呼びます。サーブ社は高度な航空機開発技術力を有し、スウェーデンの防衛政策や環境にマッチした軍用機を開発して来ました。前代のサーブ37はその頂点に達しますが、輸出は振るわず、スウェーデン空軍のみの採用に終わります。その反省も込めて第4世代戦闘機サーブ39の開発が始まったのは1980年でした。本機は複合材料を多用して軽量化を図ります。カナード翼とデルタ翼の組み合わせはサーブ37から引き継ぎ、高い運動性と高速道路でも運用可能な短距離離着陸性能を達成しました。
固定武装は27mm機関砲1門、空対空ミサイルAIM9やAIM120、空対地ミサイルRB15、爆弾、ロケット弾、偵察用ポッドの搭載が可能です。単座のA型と複座で機関砲を下ろしたB型が最初に作られ、1996年からスウェーデン空軍に配備されます。A型とB型の電子装置を改良し、空中給油装置を設置した単座のC型と複座のD型が登場、現在はエンジンを強化して機体を大型化したE/F型が生産されています。
※本稿は博物館の標示、タミヤ模型の組立説明書、 Wikipedia を参照しました。

   SAAB JAS 39-2   2014年6月撮影
 スウェーデン空軍博物館(リンショーピン)にて



 本機は試作第2号機でした。2026年3月にストックホルムの技術博物館に移管されています。その代わりなのか、複座型JAS 39B(39813)が展示されていますが、残念ながら未見です。




 エンジンはアメリカのゼネラル・エレクトリック F404-GE-400 ターボファン。ボルボ・エアロ社が改良を加えたRM12を1基搭載。元はF/A-18レガシーホーネットが2基搭載していた物です。RM12の最大出力は80.5kNで、最大速度マッハ2.0を出します。




 エアスクープ脇に書かれている FARA はスウェーデン語で危険を意味します。


   SAAB JAS 39A 70100 (39178)   
 王室タイ空軍博物館(ドン・ムアン)にて


   2017年6月に撮影。
 タイ王国がグリッペンを採用したお礼に? スウェーデン空軍から退役したサーブ39Aが贈られた機体が展示されています。スウェーデン空軍でのシリアルナンバーは39178。タイでは70100を付けた様子です。奇妙な事にエアスクープ脇の「危険」の標示が英語表記と、何やら裏話がありそうですね。





 タイ空軍はF-5フリーダム・ファイターの代替としてC型8機、D型4機を購入し、2011年から部隊配備されました。運用は良好の様でタイ空軍はF-16A/Bの代替としてE/F型の導入を決めました。



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