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OV-10A ブロンコ (アカデミー 1/72)
by
加藤 寛之
このキットは、本Web誌連載の「日本航空史」にあわせて作ろうと思って購入したもの。ブロンコは実機を見たことがあるし形態面でもイイカンジなのだが、プラモデルとなると作りにくく見え、塗装もしにくそうで、なかなか作り始められなかった。
あらためて考えた。…塗らなければいい、そういうことだ。
キットの指定塗装は2種から選択で、上面緑・下面灰色で主翼上面のみ白と、全面明るい灰色で主翼上面のみ白、のどちらか。キットの成形プラ色は緑っぽい灰色だから、後者の塗装を選べばまあ・・・OKとなる。塗らないのだから「灰色の感じが違うんじゃないの?」と指摘があっても、「塗ってないから、そりゃそうだよ」と答えればよい。コックピット内の主要な色だって灰色系だから、もちろんプラの色でOKだ。
そうと決めたら、どんどん組み進める。上下分割の主翼パーツは、上面を白く塗って下面パーツと接着して終了・・・なのだが、事後変形で翼端が下がるように曲がっていたのを、内側にプラ板を貼ってなおした。
主な注意は、なるべくちゃんと接着して、接着跡を目立たなくすること。①接着する両面に多めに接着剤を塗り、②合わせたらそこに流し込みタイプの接着剤を流しこみ、③マスキングテープを使って強力に押さえ込んで ④一晩、おく。これで削り合わせれば、それなりに接着跡は目立たなくなる。塗装しないのだからパテ整形は不可で、段差は削って整えることになる。
一応、機内は黒をすご~く希釈した色を用意して塗って暗っぽくする。機銃も希釈した黒を塗るとデコボコの窪みに黒が集まって味がでる。そうそう、希釈する前にタイヤとかプロペラを塗る。脚庫は組んでから主翼上面を塗るついでに白く塗る。脚も一緒に塗る。プロペラにも白があるから、一緒に塗る。
つまり、白と黒だけで、ほとんどと塗装できる。・・・それならば、白と黒を混ぜて機体全面の灰色も塗れたんじゃないか・・・ともいえるが、今回は機体色の灰色を塗らないで作るのだ。塗らないのだが、凹線のところどころに希釈した黒を入れている。問題は窓枠の色。これは機体のプラ色に似せて、混ぜて作った。
要するに、機体色の灰色を塗らないだけで完成までの手間はそれほど違わないのだが、塗装作業の嫌いな私はそれでも楽に思うのだ。
デカールは、薄くてよいというのか、薄すぎて主翼上面の線をまっすぐに貼りにくいというのか、そんなところ。文字やマーク類は寸法が大きすぎて、塗装図のように貼れない・・・けれども、大きめで貼りやすいともいえる。ごく小さなマークは塗装図では位置も上下もよく分からない・・・けれども、そういうのは貼らなくていいや。・・・そんなことを思ううちに貼り終わった。
最後に、光沢スプレーをプ~~~とかけて完成とした。
ああ、そうだ、機首の錘は入れずに、胴体下面に真鍮線の支え棒をつけて3点姿勢にしてある。私が作ったブロンコに特別の関心をもつ人は日本全国でごくごく少数だろうし、作った本人は棒でOKと思っている。
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