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零戦21型 (マイクロエース(元:LS)1/72)
by
加藤 寛之
昔は優秀キットだった。今ではスケールモデルの範疇でよいのか迷う。初発売はエルエス研究所(LS)で1964年らしい。前の東京オリンピックの開催年だから、60年以上前になる。二式水戦、零戦21型、零戦52型の3機種シリーズで、私がプラモデルを作り始めたときにはとっくに店先にあった。当時価格は100円、ホントは1/75だ。今回は、最近に購入したマイクロスケール版(1000円+消費税)を作ってみた。今回の購入品はキット成形がとても良かったし、豪華すぎるデカールが嬉しかった。
基本的にキットを組むだけだが、バリ取りや型抜き勾配の整形、接着面の整形といった基本工作以外でちょっと手を入れた主なところはこんな感じ。このキットでは通常工作の範囲といえる。
・ 今回は、エルロン、フラップ、ラダー、主翼端、風防、着艦フックを可動で組み、主輪とプロペラはガタ付きがイヤなので固定した。
・ 可動部分のヒンジの出っ張りを削って、なるべく低くした。
・ 風防以外の可動軸と軸受けに木工用ボンド(白いの)を垂らしで、ガタつきを抑えた。
・ 主翼はエルロン付近の内面にプラ板を貼って、主翼を固くした。
・ 胴体のコックピット付近の太さを固定するため、内面にランナー片を挟んだ。ついでに、ほんのちょっと太さを絞って固定し、主翼上反角が強くなるように改善した。
・ 主翼端の形をちょっとだけ改善した。整形に邪魔なキットのピトー管を真鍮棒に置き換えた。
・ 主翼の機関砲穴を円くした。
・ 主翼の胴体フィレットの後端を短くした。
・ 主翼と胴体下面の接合部分を、胴体の形が分かるように削った。
・ 主翼前縁平面形や厚みに微妙なふらつきがあるので、まっすぐにした。
・ 最後部のしっぽを短くした。
・ 後部風防の取り付け部分周辺にある台座を軽く削って、ちょっとだけ目立たなくした。
・ 風防の前にある機銃部分の形を、ちょっとだけ改善した。
・ 垂直尾翼とラダーの上端が厚いので、ちょっと薄くした。
・ カウリングの開口部をちょっと拡げた。
・ 主脚カバー、落下タンク、フラップの凸リベットを削り落とした。
・ 主脚カバーは上端をちょっと切断して、小カバーを作った。
・ 主翼、水平尾翼の胴体に近いところに軽いヒケがあるので、軽く表面を削った。
・ 大きなパーツの接合面を、段差や隙間が目立たないように調整した。
塗装は、プラ色が好ましい灰色だったので、塗らずに使った。風防枠にはプラに似せた灰色を塗った。カウリングは黒に青を混ぜて塗った。デカールはペタペタと貼っただけ。垂直尾翼は、デカールが半乾きのときに舵面と切断した。それ以外に書くようなことはない。
プラモデルは作って楽しければよいのであって、どのキットを選ぶのかも自由、どう作るのかも自由。色だって、塗らなくてもよい。昔も今も、そうなのだ。
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