デカールは余白の透明度もよいが、主翼のボーテックスジェネレーターにかかる部分は補修塗りがどうしても必要だ。胴体エアブレーキにかかる国籍マークが分割されているのは親切。
デカール保護のためにクリアを吹き、塗装は完了。
スミイレは ヴァリキリーさんに教えていただいたガンダムマーカーの水性「スミイいれふでペン(ふきとりタイプ)」を使ってみたが、モールドのスジボリにうまく入り、GOODな感じに仕上がった。
前脚、主脚などは単座型と同一。前脚の長いオレオはアルミ箔を貼り付けるとばっちりと光る。
キャノピーは開閉選択式だが、閉める場合は、V9、V34のキャノピー後部部品はキャノピーでなく、先にコクピット部品V12につけておかないと、キャノピーを閉めることができないので注意!
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標準のTA-4Jの兵装ステーションは3箇所で、後席追加により減少した胴体燃料タンク容量を補うために、ドロップタンクを装備している。
今回のVC-1の武装はクリーン状態で組み立てたが、実はVC-1やVC-10など防空任務も兼務する艦隊混成飛行隊のTA-4Jは特別で、戦闘用のTA-4Fの改修機であり、5箇所の兵装ステーションを備えている。 AIM-9サイドワインダーも装備でき、VC-1はハワイの防空を担当している。
ハセガワのスカイホークシリーズは バリエーション展開のために部品分割が多く、一部にパテ修正や組立ての注意が必要なものの、ずらっと並べると迫力あるだろう。
複座型トレーナーは塗装も派手で、完成すると実に綺麗な機体が出現する。買って損のないキットである。 |