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連載 カーモデル レポート   (第1回)

フィアット500 1/24 フジミ

by  安田 裕一      /     
 【はじめまして】
この度カーモデルのレポートを担当させていただくことになりました、安田といいます宜しくお願いいたします。
【実車について】
最近?・・・モデルチェンジをしていたフィアット500です、
先代のイメージを残しつつ現代的にフォルムになっていて、
とても可愛い車に仕上がってます。




 【製  作】
まずボディから取り掛かっていきます、
全体のモールドもよくスジ彫りの深さもよさそうなので、作例でもスジ彫りの掘り直しはしていません。(写真1)

写真1、仮組をした状態。



 塗装の前に別パーツになっている前後バンパーを取り付けますが、ボディとの接合面を丁寧にペーパーで処理しておきます。特にリアバンパーを取り付けるためのボディ側のダボ穴が小さいので、仮組をしてダボ穴の調整をした方が良いでしょう。 それからバンパーは前後ともタイヤハウスのラインを揃えて、端 から中央へと接着した方が良いでしょう。(写真2)

写真2、バンパーを取り付ける位置の注意


 ボディ全体を1000番のペーパーで均し、水洗いし乾燥後に下地として308番を吹き付けています。さてボディカラーですがイタ車ですのでレッドにします、クレオスのGXカラーのハーマンレッドを、308番の上から直に吹き付けて少々深みのあるレッドを狙ってみました。
私の場合ここから少し変わってまして、窓ワクやモールを黒で先に塗装し、ヘッドライトやテール等のレンズパーツを先に取り付けます。取り付けにはメタル プライマーを使用しています。これには訳がありまして、この後のクリアーを大量に吹き付けるため、先に取り付けてないとレンズパーツがはめ込めなくなる のです。
では引き続きボディですがレッドが乾燥後に、クレオスのGXカラーのクリアー1瓶を1:3で希釈したものを、使い切るまで吹き付けをし乾燥後 に、2000番のペーパーで全体を均し金属磨きのピカールで軽く磨き、タミヤのコンパウンドを3種類使用して仕上げてあります。
研ぎ出しが終わってからメッキ風はクレオスのメッキシルバーにて仕上げてあります。







インテリアはフロントシートのヘッドレストのダボ穴が、小さいので仮組をして大きく広げました。またヘッドレストの背の部分は肉抜きされていますので埋 めておきます。説明書では黒1色となっていますが、実写はグレーを数色使用していますので、今回はグレーを2色使用してコントラストを出してみました。 その他はボディ色に合わせてレッドとホワイトで塗り分けをしました、でも1番のホワイトだとコントラストが強いので、アイボリーホワイトを使用して見た 感じが柔らかくなるようにしました。特にダッシュボードはモールドが良いので、じっくりと塗り分ければ立体感もあり良い感じに仕上がります。(写真 3、4)

写真3、ダッシュボードの塗り分け。


写真4、インテリアの塗り分け。



 ウインドウのマスキング用型紙は合いも良く使い易かったです、コスト面から考えれば別にシールになってなくても良いと思います。用紙に両面テープを貼っ てそのまま使用してもいいのですが、弱糊性のテープを持ってなかったので、マスキングテープに貼り切り出して使用しました。 ウインドウパーツはボディへのはめ込みが、もの凄くシビアなので最初に仮組をして、塗膜分をペーパーで摺って調整しておくと楽です。




シャーシではブレーキ関係の部品が多いですがじっくり組立てれば大丈夫です。底面はモールドは良いのですがサスペンションを差し込むダボ穴が、小さいの で無理矢理押し込まずダボ穴を大きくしましょう。
マフラーは51番で塗装する指示があるのですが、1部なのか全体なのか不明なのでメッキのまま取り付け ました。(写真5)


写真5、シャーシの裏。


リアテールのリフレクターパーツH2、H3にクリアーレッドを塗る指示がありますが、これはリアフォグなのでH2のみクリアーレッドに塗るのが正解、 ただ穴が深く色を入れても目立たないので、ウェーブの丸リベットクリアーをクリアーレッドで塗り、はめ込んでありますウインカーの球にも使用しまし た。(写真6)

写真6、テール。


全体的に良いキットです、丁寧に組立てればキュートなフィアットが心を癒してくれます。




Vol.6 2009 July.        www.webmodelers.com          Office webmodelers all right reserved   無断転載を禁ず  リンクフリー
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