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 二式水上戦闘機 (LS1/75 , ハセガワ1/72)

by 田口 博通 

LS 1/75 二式水戦 

 名キットと歌われた有名なLSの1/75二式で、現在はマイクロエースから発売されています。 1960年代後半 中学生の時に初めて作り、これで 5機目くらいでしょうか。いつのころからか、1/72として表示されていますが、そんな些細なことは目くじら立てず 許してあげましょう。
 少年時代はもちろんエルロン、フラップ可動のまま作っていましたが、操縦席後部の頭当ては必ず削り取っていました。 最近は可動を止めて、主翼の可動用ヒンジの盛り上りを削って整形するようになりました。ただ完成してみると、可動しないのはやはり なにか置き忘れてきたものがあるようで 不満が残ります。次作は 現代の技術を駆使して可動も生かして作ってみたいと思っています。 
 ご存知の問題の風防はスクラップとなったハセガワ72旧版零戦から流用して、強引にあわせてあります。 ピトー管とアンテナ柱はお約束で金属線で自作していますが、その他はLSキットオリジナルのままです。薄いプロペラとカウリングの形状が素晴らしいです。今時の目で見ると 主翼翼端が少し厚めでしょうか。
 それにしても いつみても 素晴らしいプロポーションで 約50年前にこれだけのものを世に出していたLSのセンスに脱帽です。










ハセガワ 1/72 二式水戦 

 LSに勝るとも劣らない 1990年代に発売されたハセガワのキットです。
可動部を一切排したスケールモデルで、さすが ハセガワ。全体のプロポーションのバランスが素晴らしい。これも塗装を変えていくつか作りました。
 めずらしい 藤色塗装の第452航空隊(キスカ)は モデルアート67年9/10月合併号にカラー塗装図が掲載されていて、いつか作りたいと思い続けた機体です。
 1942年11月アリューシャン方面に配備された452空の少数機に やや濃い藤色で上面が塗られ、下面はこれもやや濃いニュートラルグレーの青みがかった機体があり、これは同方面のガス(霧)を考えての迷彩と思われると推測されています。
 後年の記事では異論も出ているようですが、二式水戦はこれだ!と 少年時代に刷り込まれた塗装です。いわばギラー少佐の赤のムスタングのようなもの。1/72なので気軽、思い切って実現しました。満足であります。









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