J型の典型的な塗装スタイルはハイビジであります。昔は下面のホワイトから先に塗装しておりましたが、 最近は逆に 上面ガルグレーを先に全面に塗装し、その後マスキングして 下面と可動舵面をホワイトで塗装するようにしております。その方がホワイトがきちんと発色するように感じております。
塗装は一度は作ってみたかったエース機ショータイムNG100, コンステレーション時代のVF-96機といたしました。 カニンガムの初撃墜機ショータイムNG112のお姿をサンディエゴ博物館の中庭で見てから、どうしてもVF-96機にしたかったのであります。
エッシーのキットデカールにも付属しておりますが、マイクロにCVW-9のCAG機NG100があったので、消化のために使わせていただきました。
ところで、カニンガムが1972年5月10日にエースになった時の搭乗機、本物の5800, NG100はSAMに撃ち落されてトンキン湾の底に今も沈んでおります。残存していれば、博物館に飾られたものを! 全く残念でございます。
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ホイルハブはきちんと海軍型になっておりますので、ご安心のほどを。
注意点ですが、主脚引き込み用のアクチュエーター(補助支柱)は 主脚側を先にきちんと接着しておいて、接着位置を現物あわせで 行う必要があります。さもないと、主脚が内股になってしまい、かっこ悪いこと この上なしであります。
脚カバー断面はこの時代には珍しく、赤に塗られていないものが多いようです。また、各部アンテナ、ランプ、センサーなどはお好みに応じて、とりつけるようにいたしましょう。ウンチクが楽しい至福の時間であります。
今回の武装はどれにしようかと迷っているうちに時間切れとなり、結局クリーン状態での出撃となってしまいました。選択肢が多いほど選べない、経済学者が申します「決定回避の法則」だとか、
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やはり ファントムはファントム。とうに退役してしまったとはいえ、何機作って並べても ファントムは王者以外には見えません。
佇まいは戦闘機の王者の風格 そのものであります。
リアルタイムでファントムと同時代を経験して良かったと つくづくと思うのであります。
今回はこんなところで、失礼つかまつります。厚木の助でございました。 |