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模型作りの為の電子工作入門 (その2)
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by いえなが /
<http://ienaga.blog66.fc2.com/> |
・はじめに
LED点灯回路を組み込んだ場合,常時点灯にするか,スイッチで ON/OFFする必要があります.常時点灯する分には問題ありませんが,カーモデルのヘッドライトに使
うような高輝度LEDが常時点灯していると目障りになることもある と思います.
そこで今回はセンサに連動して,自動的にLEDを0N/OFFす る回路をご紹介します.
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・光センサに連動するLED点灯回路
今回は光センサを用いて,明るさに連動してLEDが自動的にON/ OFFをする回路についてご紹介します.
光センサは外界の明るさによって抵抗値が変化する素子で,この抵抗値 の変動を利用してLEDのON/OFFを制御します.
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使用する部品は以下の通りです.また,電源(ACアダプタもしく は電池)については前回(その1)と同様の物を使用しています.
*注 この回路はLEDが消灯状態でも,ある程度の電気を消費し ます.可能ならばACアダプタの使用をお勧めします. |
・OPアンプ (LM358x1)
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可変抵抗 (10 KΩ)
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・光センサ
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・抵抗 (1 KΩx2,10 KΩx1,1 MΩx1)
・LED
・電源ジャック
・熱収縮チューブ
・ビニール線
・スズメッキ線
・ユニバーサル基板 |
回路図を以下に示します.明るくなると点灯する回路と暗くなると点灯 する回路がありますが,光センサと抵抗の位置が変わっているだけで,回路構成は殆ど変わりません.
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回路図中の5Vは電池もしくはACアダプタの+に,GND を-に接続してください.また,図中のOPアンプの端子に振 られている数字はICのピン番号を示しています.
上記回路図ではLEDは一つだけですが,並列接続することで,数個 のLEDを点灯させる事が可能です.
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明るくなると点灯する回路
暗くなると点灯する回路
完成した回路は以下の様になります.
光センサとLEDの配線を伸 ばして,お好みの所に配置出来る様にしましょう.
・回路の動作
回路の動作について,簡単に説明します.
可変抵抗で分圧された電圧と光センサと抵抗で分圧電圧をコンパレータ として利用しているOPアンプに入力され,光センサ側からの電圧が 可変抵抗側の電圧を上回ったときにLEDが点灯する仕組みになっております.
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(回路の動作についての詳細を知りたい方はLM358のデータシート をご覧ください.今回はこのデータシートに載っている応用例を用いて居 ます.)
※反応する明るさは可変抵抗で調整することが出来ます.お好みの明る さでLEDがON/OFFする様にするために可変抵抗を調整してく ださい. |
・部品の購入について 本コラムでご紹介した部品は全て秋葉原でそろいます.また,秋月電子さん や マルツさん の通販サイトでも入手することができるので,「遠方の為,秋葉原で買い物ができない」という方も是非チャレンジしてみてください!
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・次回予告
今回は光センサに連動して点灯するLED電飾を紹介しました.次 回は車のウィンカーや飛行機の翼端,翼尾灯として使用できるLED の点滅回路についてご紹介します.
(次回は来年一月号に掲載予定です.)
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・完成回路をお一人様に実費でお譲りします.
完成回路をお一人様限定で実費(送料込みで1000円)にてお譲り します.ご希望の方は11月末までに下記メールアドレスにご連絡く ださい.
sg_level9あっとhotmail.com (あっとを@に置き換えてください.)
希望者が複数いらっしゃった場合は抽選を行い,当選したかたにこちら からご連絡差し上げます.
*ご質問,ご要望がある場合は,ienaga's blog <http://ienaga.blog66.fc2.com/>にてご連絡ください.
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Vol.10 2009 Nov. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right
reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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