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レポート 誌上個展 

 5月15日、16日の2日間、静岡ツインメッセにて 今年の静岡ホビーショー 一般公開日が開催された。
 ハセガワ、タミヤ、バンダイ、アオシマ、童友社、ファインモールド、プラッツなどに加え、静岡から中京地方に拠点を置く、プラモメーカーが多数 ブースを構えていた。
 
 今年のメーカーの展示は 目玉になるような製品が少なかったが、バンダイが 若年層の育成のため、プラモデル体験イベントを開催していて、大盛況だった。底辺をひろげ、新しいプラモユーザー層の創造へとポジティブ スパイラルを見据えた展開をぜひ期待したい。
 
主要メーカーは昨年の不況の影響か、新金型製品が少なく、バリエーション変え、デカール変えなどが多かった。守りも必要。しかし、現状を打破するような斬新なラインを考える必要もあろう。

鉄道模型、ラジコンは エレクトロニクス技術の進歩を確実にとりこみ、驚くようなアイデアの製品が目立った。
鉄道模型は家電に同様に、ワイヤレスリモコンコントローラー、インターネット化の時代に突入していたのだ。

オアシマ カウンタック発売、実物展示



ハセガワ 

昨年に続き1/32 日本機の登場が期待されたが、 残念ながら 影も形もなし。
デカール変えによる アイドルマスターシリーズが全面展開。
まるで、ハセガワの飛行機モデルも痛車ならぬ 痛飛 の時代に突入したようである。
 
LOTUS79は完成見本とエッチングパーツが展示。
発売予定を繰り上げて5月エンドには発売されるようだ。
 



タミヤ 

タミヤのMMシリーズ 次作は ソビエト戦車 BT-7
地味な戦車だが、人気は大丈夫だろうか、気になるところ
今後、ドイツ 1号戦車、US M24チャーフィー、イージーエイト、ソビエト T-10など 期待したい。

飛行機は1/32スピットファイアのバリエーションでMk8が発売。
 

スピットファイア Mk8


 

サイバーホビー 

会場発表として、なんと 1/72ミーティア F3 の 部品が公開。
ミーティアは古いエアフィックス、フロッグしかなく、待ち遠しいファンも多いはず。


 

フジミ

話題の F22ラプター 1/72 が新金型で登場。
エンジン付。
 発売が待たれる。


 

エアフィックス 

1/24 超特大 モスキートが発売になる。
価格も立派だが とにかくでかい。
見本の塗装が実感タップリで素晴らしかった。
 

キネティック 

既に発売になっているが、1/48 E-2Cの完成品が展示されていた。
翼がたたんだ状態が選択できる。
1/48 E-6Bプラウラーも発売になるが、これも翼折りたたみを選択できる。
モノグラムを超えられるだろうか。発売が楽しみである。


メビウスモデル

1/32のギャラクティカ 新金型バイパーを発売。
すごい、ほしい。



バンダイ 

バンダイが 若年層の育成のため、プラモデル体験イベントを開催していて、大盛況だった。
さすが、バンダイで、演出も立派。
嬉々として一心にプラモデルを組み立てる子供達を見ている親達の顔の嬉しそうにほころんでいること。
子供達がこんなにプラモデルが好きだったのかと 見ていて楽しくなった。
バンダイのメーカーとしての真摯な取り組みには 頭が下がる。
底辺をひろげ、新しいプラモユーザー層の創造へとポジティブ スパイラルを見据えた展開をぜひ期待したい。

子供達が、自分の小遣いで買える範囲の300円~600円のプラモデルは
バンダイのSDガンダム、三国志ガンダムなどしか無く、飛行機、戦車ではその価格帯はほとんどなくなっている時代だ。
バンダイはツアーで、全国の模型店を元気づけるイベントを各地で行っていくのだろう。
模型店も 地域の子供たちを次のプラモファンとして育てるために、プラモデル体験イベントを開催して盛り上げていって欲しい。



TOMIX

鉄道模型のパワーユニットのコントローラーがワイヤレスになって登場。
テレビみたいに、離れたところから好きにコントロールできる。
この世界は それが 当たり前のように どんどん 進化している。





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