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イギリス博物館めぐり(その13) メッサーシュミットBf109E

小柳 篤司    コヤナギアツシ       . 

実機について
 
英国の戦いでドイツ空軍の主力戦闘機はメッサーシュミットBf109Eでしたが、現在のイギリスに現存するBf109E型(エミール Emil)は2機だけです。ロンドンの空軍博物館の保存機は機銃などが欠損しているだけで原型を留めていますが、ダックスフォード戦争博物館の保存機はプロペラが曲がり、エンジンカバー、スピンナー等を欠いているので不時着を再現したジオラマで展示されています。
撮影時期:2001年2月 撮影場所:ロンドンRAF博物館 http://www.rafmuseum.org.uk/

(写真0)
 この機体は1940年9月に空軍に引き渡され、胴体下面に250kg爆弾を搭載する戦闘爆撃機
仕様Bf109E-4/Bに改修されました。同機はJG51に配属されましたが、英国の戦いが続
く1940年11月27日に空中戦で被弾しケント州で不時着してパイロットは捕虜になりました。
 損傷が少なかったので1940年12月から修理開始、1941年2月に再び飛行して1943年まで
各種の評価テストに使われました。


(写真1)
撮影時期:2001年2月 撮影場所:ダックスフォード戦争博物館 http://duxford.iwm.org.uk/
 この機体の来歴は1940年にサセックスで不時着した以外、詳しい事は不明です。


(写真2) 機体を左斜め前から。


(写真3) 機首を右から。


(写真4) スピンナー。


(写真5) カウリング下側。


(写真6) カウリング右側面。


(写真7) 右側主脚カバー。


(写真8) 胴体下面に爆弾架跡のハードポイントが見えます。


(写真9) 左側主脚


(写真10) 脚収納部


(写真11) 主翼内機銃が撤去されたので、主翼前縁に穴が開いています。


(写真12) 主翼下面のピトー管。



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