今回のお題目はB-25です。B-25と言えばドーリットルによる東京爆撃が有名ですが、約11000機も製造され、アメリカ軍の縁の下の力持ち的な存在と言えます。
ハセガワのキットは比較的最近のものですが仮組みをしたところ翼が分厚くガル翼の表現がきついため正直言って少し違和感が有りました。また、脚のカバーやエンジンナセルも分厚く全体的に無骨な感じが強調された表現になっています。
組みあがるとB-25にしか見えないのですが、エンジンナセルは「リーマー」と呼ばれる工具で内径を広げてやると大分良くなります。気になる人は翼の後ろ側や脚カバーの外周部も削ると良いと思います。
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前脚式の機体は尻餅を防ぐために錘を入れる必要が有りますが、ノーズ部分に透明部が多い機体は錘の設置場所に苦労します。このキットでは、操縦席の下や背後に目いっぱい錘を詰め込んであります。また、デカールはエアロマスターのものを使っています。
しかし、いくら魅力的なノーズアートが描かれていても、前面だけで12.7mm砲9門の重武装では、攻撃された方はたまったもんではなかったでしょうね。
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