航空自衛隊浜松基地に 航空博物館があるのは皆様 ご存知の通り。
戦後、航空自衛隊で働いた航空機達が展示されていて、戦闘機は F86F,F86D,F104 が、また、ファントムのエンジンなども展示されている。
今回は、その中から、ヘリコプターを中心に紹介する。
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1. ゲートガードの F86F ブルーインパルス 966号機
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2. RESCUE部隊で働いた H-19
警戒イエローに緑の安全バンドがレスキューを物語る。
三菱重工で国産化されたS-55のうち、航空自衛隊はS-55Aを2機。S=55Cを21機、昭和32年から37年にかけて調達した。航空救難群に所属し、小牧、浜松に配置し、H-19と呼称した。
709号機は 胴体横には航空自衛隊とマーキングされて展示されているが、救難航空隊とマーキングされ、脚にゴムボートを装備した素晴らしい写真が航空情報の別冊に掲載されたことがある。
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3. シコルスキー S-62
同じく、三菱重工がライセンス生産したS-62Aヘリを航空自衛隊は10機領収し、昭和38年から運用を開始した。全期航空救難群に所属し、松島、新潟、芦屋などに分散配置した。 単発で「片目のジャック」とあだなされ親しまれながら 救難にも輸送にも手ごろで使いやすい機種で、地味ながら災害出動や民間の救助に大活躍した。
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4. 珍しい機体 バイアセッキ H-21である。米軍から「中古機供与」で日本に与えられたもの。H-21は 昭和27年初飛行し、535機が生産されている。 航空自衛隊に対しては 昭和35年 H-21Bが10機居よされ、救難用として使われたが、部品不足のため、昭和42年に除籍されている。バイアセッキ社は 後、バートル社となった。 また、民間型のV-44を陸上自衛隊が研究用に2機買い入れテストなどに使ったことが知られている。
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5. 後部ローター基部
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6 前後を合成した写真。 機体規模はヘリとしては巨大 シルバーの機体に赤とオレンジの警戒バンドが 用途を物語る。
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