塗装は、斜めの防幻塗装があるタイプ。この塗装は、NASMポール・E・ガーバーに保存されている実機や『航空ファン』1967年7月号の掲載写真で存在が確認できます。これに類する塗装図は、橋本喜久男氏が『航空ファン』1978年1月号で131航空隊として紹介、長谷川一郎氏が『航空ファン』1979年1月号で機番不明で紹介しています。主脚柱はカッコイイので黒にしましたが、『航空ファン』1967年7月号の掲載写真では無塗装が正解のようです。その掲載写真の機は、翼上面の日の丸に白縁付きがあります。
大雑把な推定をすれば、流星(改)の初期塗装は、上側面の日の丸は白縁付きで、斜めの防幻塗装があり、主脚柱は無塗装、主翼前縁の黄色の幅が広い。後期は日の丸の白縁が塗りつぶされ、防幻塗装はなし、主脚柱は黒、主翼前縁の黄色の幅は機関砲位置に届かないほど細い。 |
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ただし前期・後期といっても、これらの違いは画一的でなく、製造工場の違いかも加わっているかもしれません。さらに指摘すれば、主翼下面の日の丸は同一部隊でも白縁の有無が混在しています。後胴の上下色の塗りわけ方も混在しています。
なぜ、いろいろ書いたかというと、この完成品は、面白いものを寄せ集めて塗り、それにキットのデカールを貼ったものだということ。塗装の参考にはしないでくださいネ。もう一つ、アンテナ柱はキット部品が折れていたので、直径0.5ミリの真鍮線で代替したものなので、これはキットの出来と関係ありません。急いで作ったので、少々荒い(←いつものことです)完成品ですが、まあご勘弁を。
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