1967年7月にモスクワ近郊のドモデドボ空港で開かれた航空ショーでマッハ3の速度を持つ戦闘機としてセンセーショナルなデビューヲを果たしたMig-25は当時の西側陣営には脅威の戦闘機として写り後のF-15やF―14を開発するきっかけとなった
Mig-25が配備され始めた1960年代末アメリカの戦略爆撃機による核兵器の攻撃手段が従来の高高度侵入から低高度侵入及び空対地ミサイルや巡航ミサイルによる攻撃にシフトした。
これは高高度迎撃任務専門に開発されたMig-25の低高度への迎撃任務への変更を促したが元より高高度迎撃専門の機体なので
ルックダウン能力の無いレーダー
速度優先の燃費の悪いエンジン
等の欠陥が指摘され新たな迎撃機を作ることとなった
新規開発の機体にはMig-31と名付けられ
低高度を長時間飛行できる燃費の良いターボフアンエンジン
探知距離200km・追尾距離120kmの能力を持つ世界初のファイズドアレイレーダー搭載し、Mig-25には装備されなかった近接用兵器としてGSh-6-23―23ミリ機関砲を搭載した複座の迎撃機として1975年に9月に初飛行した。
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その後テスト飛行が行われて1979年に量産が開始され逐次防空軍へ配備され21世紀の今日でも新鋭のSu-27と共に防空任務の一翼を担っている。
また極東方面軍にも配備され20世紀末にはJSDFのF-15のスクランブルを受けたMig-31の写真が公表され話題になった。
Mig-31主要データー
全長 22.70m
全幅 13.5 m
運用自重 21.820kg
エンジン D-30F-6(推力15.500kg)×2
最大マッハ数 マッハ2.35(高度17.500m)
戦闘行動範囲 1.200km(R-33×4搭載時)
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