2016年11月に発行された　モデルｱｰﾄ飛行機スペシャルNo.15 SACの翼たち
アメリカ戦略爆撃機特集　84ページ「144スケールコレクション」に掲載のB-47E ストラトジェット　作例です。作例用に　アカデミー1/144　　B-47B/E ストラトジェットを　プロモデラーが作り下ろした作品です。
　
実機は1950年代冷戦まっただ中の米戦略空軍の核戦力主力機で、B-47シリーズ全体で2,042機の大量産が行われました。有名なボーイング707旅客機の基礎ともなったといわれる全幅35mの後退翼多発大型機ですが、1/144では24cm程度とコレクションしやすい手頃な大きさ感です。


詳細　
胴体上にチョコンと乗った複座のコクピットは操縦ハンドル、シートと計器サイドパネルが再現されています。ハンドルはブラック、シートをダークグリーン、床をニュートラルグレーに塗り、しりもちをつかぬように機首にオモリを多めに積め込んであります。
各部品の合いは良好でしたが、胴体と主翼上面間の段差が目立つので、丁寧にパテ埋めしてあります。
エンジンポッドと増槽は1mmしんちゅう線を埋め込んで丈夫に取り付けています。
胴体の自転車式の2輪脚は良く出来ています。主翼エンジンポッドの補助脚は説明書図示の通り現物合わせで短くカットして取り付けてあります。脚扉は接着面積が小さいのでアルミテープを使って補強しています。
長い主翼と胴体の組み合わせがB-47Eらしく破綻がありません。
144キットは、巨大な実機が手頃な大きさとなり、他の戦略爆撃機と並べて楽しむには最適です。
1950年代から現代まで続く米戦略爆撃機コレクションの中でもいぶし銀の作品となっています。

■ 塗装
B-47Eは大部分の機体が全面無塗装ベアメタル、下面がホワイト核塗装で運用されました。航フ世界の傑作機No.142を参考に塗装しました。
サフェーサーを全面に塗った上に、下面にはホワイトを塗装しています。上面のベアメタル部はマスキングしてガンメタリックで下塗りし、その上にMrカラーNo.8シルバーをエアブラシでムラ気味に塗装しました。エンジンポッドはステンレス合金材質を表現するために、ダークシルバーで塗り分けています。
機首下面のレドームはMrカラーNo.318レドーム色、機首上面アンチグレアは艶消しブラックとしています。
脚庫内部は1950年代の機体なので、ジンクログリーン（FS34151 Mrカラー特色No.351）としました。
マーキングはE型としました。320BW,441BSの機体です。機首のSACのストライプとエンブレムがかっこいいです。

詳しくはモデルｱｰﾄ飛行機スペシャルNo.15 SACの翼たち　アメリカ戦略爆撃機特集　84ページの製作記事をご参照ください。
爆撃機ですので模型は1/144ですが全長24cmあり、梱包は100サイズ、ゆうパック　となります。