指定塗装は上面がダークガルグレイ・側面と下面が白というお洒落なもの1種。だが箱絵は、マーク類はそれと同一ながら上側面ニュートラルグレイ・下面ライトグレイという塗装。箱の側面には胴体に大きな黄色フチの国籍マークをいれた全く別の完成品も載っているが、これのデカールはない(以前は入っていた気がする)。そういうユルい製品なのだが、400円なのだから仕方がない。今回は上側面ニュートラルグレイ・下面ライトグレイの箱絵塗装とした。 今回は水性塗料を使う。臭いがほとんどなく窓を開けなくて塗れるので、寒いこの時期には実にありがたい塗料なのだ。完成すればやや厚塗り感はあるもののラッカー系と大差ないから、春まではこれで塗ろうと思う。 |
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水性塗料は、皮膜がやや弱いこと、完全に乾くには結構長く時間がかかること、ある程度部屋を暖かくすることを意識すれば、特に塗るにあたって難しいことはない。今回、上側面のニュートラルグレイは、先に明るめの灰色を塗り、その後に暗めに調整した灰色を薄く重ねることで、色に味わいを加えた。凹線にはところどころ暗い灰色を入れ、逆に垂直尾翼の前縁や小さな凸部、カウルフラップの後縁などには明るい灰色をちょっと塗って、メリハリもつけてみた。凹線の「ところどころ」に暗い灰色を入れる理由は単調さを防ぐためで、ジグソーパズルの立体模型ようにしないための工夫。 |