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  温故知新シリーズ第15弾

グラマン F9F-5 パンサー(トミヤマ 1/100)

by ヒサマロ
飛行機プラモデル製作




 どうもヒサマロです。梅雨明け後の猛暑続きでとても細かい作業をする気力がございませんので、こういう時は部品数の少ないヴィンテージ品でお茶を濁すことといたします。先月はF9F-8クーガーを取り上げました関連で今回は兄貴分のパンサー、それもトミヤマの1/100を製作してみました。 ご存知の方も多いと思いますがトミヤマは現在タカラ・トミーという社名で活躍している玩具メーカーのもとになった会社で当時はとみやま商事という社名でクマのマークをロゴに入れていました。そして1963年にはトミーと社名変更いたしました。




 今回製作するパンサーはまだトミヤマという名前ですのでそれ以前の1961~1962年の発売だと思われます。トミヤマは小型パンサー(60円)と中型パンサー(120円)の2種類を発売しておりますが今回製作するのは小型の方です。

飛行機のプラモデルは他にもボーイング727、ジェットコマンダー、バートル107ヘリコプターそれにAD-4スカイレイダー(確か主翼をゴムバンドで折りたためるキットだったと記憶しています)などを発売していました。




 それではキットの製作に入ります。ボックスと説明書にはF9F-5Pという表記になっていますがウェポン類多数の上、偵察窓も見うけらないので偵察型ではなく普通のF9F-5だと思います。パーツ数は基本パーツが15にウエポン類が16とこの当時の同スケールのキットと比較すると多めだと思います。 コクピットはなく胴体上面にパイロットとシート上部がさらし首状態でモールドされていますのでキャノピー部分を黒く塗ってヘルメットと顔の部分を着色しておしまい。機首に錘のねじを入れて胴体左右を接着します。




 次に一枚物の水平尾翼差し込んで接着。ここは合いは良好です。主翼端に増槽を取り付け翼を胴体に接着すると隙間が結構出来ますのでパテ埋め処理をしておきます。後はキャノピーと脚類を接着して基本組立は終了です。 しかし前脚部分は接着箇所に穴が開いているのですが主脚の接着箇所はどこにも印がなく、しかもイモ付けするようになっていますので金属線を差し込んで図面を見ながら接着しました。前脚扉がありませんでしたのでプラ板から自作したもの取り付けました。




 ウェポン類はロケット弾が両翼に6発ずつと爆弾が2発ずつ取り付けるよう指示がありますが、パイロンはなく形もひどく不細工なので省かせてもらいました。塗装はいつも通りの筆塗りでガイアノーツのミッドナイトブルーを塗りました。 デカールは当然使用できませんので国籍マークはデカール在庫品から適当な大きさのもんを見繕って貼りましたが、他はインシグニアホワイトで手書きいたしました。ちょっとオーバーサイズになってしまいましたがそれらしく出来上がったかなと思っています。




 出来上がった姿を眺めてみると機首が細長くキャノピーの背が低いように見えますがこの時代の国産キットとしては及第点をつけても良いのではないでしょうか。 多分ほとんどの方がこのキットの完成品を目にしたことはないと思いますのでどうぞごゆっくり観賞ください。ではまた。






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