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飛行機プラモデルの製作

一葉の写真から

Fw190A-2 (ハセガワ1/48)

by JG301




 こんにちは、久しぶりに投稿させて頂きました。

 今回も実機写真からの製作です。偶然見つけたFw190の初期型と思われるもので初々しい姿をしてます。おそらく試験飛行後の写真ではと思われます。まず目に付いたのが機体後部の識別帯のような赤?に白?の2。初期型で帯塗装した機体は私は初見でしたので、さらに左翼末端どう昼寝しながら見ても一般的なRLM 74・75のどちらでも無いようです。
この色Mr FockeWulfのJerry Crandall氏によると初期型にはRLM71も塗られていたとのことで、どうもそれらしいです。さらに時期と場所なんですが整備員?の服装と背景の木々等の様子から夏でも春でも無さそうで、秋ではないかと思われます。そう考えて行くとこれは、1941年 秋 Focke Wuluf社Bremen工場でのA-2型!?BremenでA-2を製造し始めたのもこの時期ですし、チャント「2」って機体に書いてますので自分勝手にそう云うことにしました!(BremenではA-3も同時に製造してましたけど)(^^: 




 問題なのはA-2とA-3の違いですが、ほぼ同時期に製造されたことも有り、これが結構、厄介です!まずWNr(垂直尾翼に有る各機体にアサインされる番号で全7桁)が手掛りですが初期型の場合、全て記入されてない機体が多く混同しがちです。番号の字体や基本塗装から割り出す手が有るかもですが私には・・・ さらに外観でも明白な違いが無いと言っても良い位なのが困ったものです。しかし、この機体をA-2と決めたからには何とか「でっち上げる」ことに!!(^^:




 私感ながら以下があえて外観上の違いと思われるものです。
★ヘッドアーマー(ヘッドレスト)の形状と支持架はA-1後期型と同様な2本のロッドで固定(A-3型と同様な中央に1本の機体も有り)


★主脚のブレーキパイプの形状
★外翼のMG FF/M 銃の無い機体も

  


★迷彩にRLM71も使用
★主翼、水平尾翼下面のRLM76が前翼上面までオーバーラップ
★各動翼のタブは赤塗装無し
★主翼フィレット部はRLM76
★ウォ-クライン中の範囲が前方に広い
★レビC12Dガンサイト
他にも有るような気もしますが?ただこれらが全てのA-2又はA-2にだけ当てはまる訳でも無いようです。




 使用したキットは手持ちにあったハセガワ1/48Fw190A-3(JT90) 内容は既にみなさんご存知?良くも悪くも天下のハセガワです(^^)

では又、 Happy Modeling!!
参考文献
FOCKE WULF Jagdflugzeng  Fw190A Fw190”Dora” Ta152H (Peter Rodeike)
Fw190 Vol1~3 (Krzysztof Janowicz) Kagero出版  他


 後記

将来、手先と目が肝心のモデリングに付いて行けなくなっても資料との「にらめっこ」は続けられればです!!(^^:


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