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リニューアル エアフィックスを作ろう

 MIG 15 北朝鮮空軍 (エアフィックス 1/72)

by 寿
飛行機プラモデルの製作

 それは唐突に降ってきました。「ミグを作らにゃいかん」と脳天に何かが降臨してきたのです。そしてふと見れば、うず高いプラ山の麓にちらりと見える赤い箱が。 それは銀色のボディに朱い星をまとった鯉のぼりモドキのジェット機・・・・
「こ、これだぁ~」




 買った当初は速攻で作るつもりで二個まとめ買いしたにも拘わらず、積みプラ置き場のタワーに埋もれて幾星霜。ようやく陽の目を見ることが出来ました。長かったのう。確かさくっとやっつけて、本国仕様とハンガリー仕様とで並べてやろうと目論んでいた筈なのに。当時はいったいどーゆーいきさつでコイツを後回しにしたのか・・・・うーむ、判らん。なんでだろ。  まぁ、わたしの思いつきなんて発作的なものですからね。考えたって仕方が無い。むしろこうして再びその気になったことの方が余程大事だと思おうところなのです。鉄は熱いうちに打て、味噌汁も熱いうちに飲め、とソクラテスも言っておりますし~。(言うかっ!)




 そんな訳で今回は久し振りに量産体制にて着工。量産つっても二機だから、まぁ一ヶ月で何とかなるか?大抵量産体制となると四、五機同時に組み上げるのが寿スタイル。で、その内に脱落、あるいは封印される機体が出てくるのですが(当然それらの機体は放置プレイになる)それでも二ヶ月くらいのスパンで複数同時に完成するのでそれなりの効果があるのだと信じたい。 コクピットとかは塗る面積が少ない割りに色々とちまちました塗り替えが必要なので、複数同時制作の御利益はあるとではないかと・・・・




  しかし一歩間違えば、お手つき品を量産して完成品が皆無とゆー悶絶キョーフの危うさが在るのですが、取り敢えず考えない事にします。人生、計画性よりも勢いの方が大事な場面があるよね。しかしそれがタマになら良いけど、しょっちゅう天啓が降りてきてその度に暴走しまくってる生き様ってのはどうなんだろ。  それに完全に死蔵される在庫よりも、お手つきされたキットの方がまだ幸せって事で。歳と共に言い訳のバリエーションも増えたもんだな、と溜息をつく昨今であります。




 しかしまぁ、今回は二機とも何とかなりそう。北朝鮮バージョンは当初作る予定じゃなかったけれど、もう一機を二機種分の色で塗ると決めたんで(「一粒で二度美味しい」バージョンその二)迷いもなく思いの外さくさくと進みました。いやいや、エアフィックスの出来が良かったからこそなのかもしれません。設計は高度なのにそれを感じさせない組みやすさが素敵です。 モールドの切れ味は日本製の方が上ですけど、基本的な組み易さという点では「流石の老舗」と唸らせるだけの好キット。プロポーションは相変わらず文句のつけようもありませんし、いやーこんな良いキットが1000円未満(少なくとも買った当初はそうだった)だなんて、近頃じゃあちょっと考えられませんよ。



製作の詳細

(写真1) 手を付けるのはやっぱりコクピットが最初でしょ。今回は二機同時とはいえ量産体制での制作なので迷いは厳禁であります。


(写真2) コクピットが塗り終われば一気に十字になる。一機は極楽鳥にする予定だけど、もう一機は足付きなので機首のオモリは忘れずに。



(写真3) ちょっと迷ったけど、北朝鮮バージョンを先に完成させる事に。裏側は取り敢えずフラットブラックで下塗り。でもこの黒のまんまじゃつまんないから、上塗りでグレーを思いっきり混ぜた黒で塗る。一歩間違えばグレーになりそうなくらい、って所がミソ。


(写真4) サンド系のブラウンで塗った後、ダークイエローで上塗り。




(写真5) 後は中島コクピット色でぐねぐねと迷彩を筆塗りして、デカール貼ってトップコートを吹けば完成。うーん、なんて簡単。

(写真6) 簡単に作ったのは良いけど筆塗りがちょびっとぞんざい過ぎたかね?もちっと繊細に塗ってやっても良かったかなぁ~。個人的には子供の落書きみたいなパターンなんで、割と似合ってると思うんだけれども・・・・




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