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特集  英・仏・ヨーロッパ機

  ドルニエDo-28 スカイサーバント
(マッチボックス 1/72)

by 横田の角さん



 とんとご無沙汰しておりました 横田の角でございます。 二昔ほど前に マッチボックスから出ておりました 唯一ものの ヨーロッパ機 スカイサーバントです。要するに雑用機なのでありますが、エンジンカウリングのついている場所が変わっておりまして、そこからブルドッグのごとく、固定脚が出ているなんぞ 増々そそられます。
 1958年初飛行ながら、それから半世紀以上経った現在も かくしゃくと現役で運用されているという、老兵は死なずを地で行く御大でございます。
 というわけで、以前作った オーストリア空軍のスカイバンと並べるつもりで作り始めたのですが、単純なキットの割には さすが、マッチボックス。結構 難攻不落で、いろんな所が合いません。形にするのがやっとでしたが、なんとか完成に持ち込みました。



 西ドイツ空軍(現在はM&Aでドイツ連邦軍と名を変えております。)のNATO迷彩塗装にいたしましたが、翼端とラダーのディグローオレンジがアクセント。これまた そそられます。
 プロペラの形状が太くて丸くなんとやらの今二つで、「もうちょっとなんとかならんのですか」と言いたい所ですが、このキット とっくに絶版でして メーカーもプラモデルの発売はとっくに撤退しているそうですから 話を持っていく先もございません。
 機体の方は さすがにマッチボックスのキットなので、ほとんど ディテールはありませんが、スカイサーバントのそれらしい雰囲気は なんとか出ているのではないでしょうか。切れ味は鈍く、竹光ではありますが、唯一ものの貴重なキットでありますので、ここは みねうちでも許しましょう。
 よく こんなマイナーな機を発売したものだと マッチボックスさんのマニアぶりには今さらながら感心いたします。




 翼はほとんどディテールがありませんが、垂直尾翼だけは、波板らしさがあり救われます。
ま、固いことを言ってもしょうがございません。
 世界でも 完成にまで持ち込んだ御仁は きっと 数えるほどしか おりますまい。
スカイバンは そのトラフグのような不恰好な姿に愛嬌がありましたが、このスカイサーバントも異彩のオーラをぷんぷんと放っております。ドイツ連邦軍では「農民の鷲」と親しみを込めて呼ばれているそうでございます。
 駄文失礼いたしました。横田の角でした。






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