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特集  72ワールド

(Photo) フォッカーD.Ⅶ

by  コルディッツ
博物館写真

 どうも軟弱者なので、72で第一次世界大戦機を作るのを、「張り線」が怖くて逃げて来ました。けれど例外的にレベルファイターシリーズのフォッカーDr.Ⅰと D.Ⅶだけは作っていました。どちらも張り線は少ないし、塗装も赤(リヒトフォーヘン)と白(ゲーリング)で済ませていたので、弁解にもなりませんが(笑)
 両機とも航空史に欠かせない機体です。中でもフォッカーD.Ⅶは第一次世界大戦での最優秀戦闘機とされ、タカラ・レベルの組立説明書では「すべてのフォッカーD.Ⅶを連合軍に引き渡すこと」が、休戦条件になっていたのを証拠と して上げています。
 フォッカーD.Ⅶは敗戦までに760機以上が生産され、敗戦後母国オランダに帰還したアントニー・フォッカー社長は、オランダで1928年までD.Ⅶの生産を続 けたので、合計3,200機以上が作られ、ヨーロッパ各国で軍用機として使用されました。
 フォッカーD.Ⅶで第一次世界大戦を生き抜いて保存されているのは、7機とする資料を見ましたが、たぶんそのうちの4機+αを紹介させていただきます。


フォッカーD.Ⅶ  8417/18
 RAF博物館(ヘンドン、ロンドン近郊)にて  2006年7月撮影



フォッカーD.Ⅶ  6796/18
 航空博物館(ル・ブルジュ、パリ近郊)にて  2008年2月撮影





 フォッカーD.Ⅶ  440/18  2011年5月撮影
 ドイツ博物館航空機別館(オーバーシュトラスヘイム)にて
 同機はエンジンを乗せ換えられ、武装も外されています。
 博物館の英語版ホームページによると、同機は1935年までオランダ海軍
航空隊で使用され、1948年に博物館の管理下に置かれています。







フォッカーD.Ⅶ  6775/18
 ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン)にて 2014年8月撮影







フォッカーD.Ⅶ  640  2007年10月撮影
 スイス空軍博物館(デューベンドルフ、チューリッヒ近郊)にて  
 第一次世界大戦終了後にオランダで生産された機体かと。





フォッカーD.Ⅶ(レプリカ)  640
 軍事博物館(スーステルブルク)にて  2015年7月撮影
 実物とする資料もありました。標識の赤円にちょっとビックリ





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