プラモデルでは、タミヤ48キットの登場はすばらしかった。なによりも「48」だった。10年ほど前だったろうが、このキットの事前広告では1/50シリーズだったので、計ってみたり、旧オオタキ(現:アリイ=マイクロエース)の48キットと比べてみたりしたことがある。“48だな”が結論だった。タミヤは痩せ型ではあったが、時代を凌駕した製品だった。ハセガワ48は、さすがによい姿になっていた。カウリングの形は好みの範囲といえるが、動翼の羽布張り表現は、“どうもネ”だ。羽布張りがどんな感じかとの説明に、私は「障子のように」と言っていたが、その障子も家庭内から減ってしまったので、「扇子のように」の説明ではいかがかと思う。 |
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紙だからといて弛んでいるのではない、羽布張りは布だからといって柔らかいのではない。パンパンになっており、プラ板と言ったほうがよい。旧オオタキ48キットはここを無彫刻のスベスベにしており、ある意味、非常に実物的といえる。あとは模型としての判断で、どうするのかである。まあ、これも好みといえば好みなのだけれども。ハセガワ32のキットは、頂いて持っているがまだ作っていない。私は72マニアなので、なかなか気持ちが向かないのだ。 |