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旧日本陸軍6輪トラック〈94式6輪自動貨車箱型運転台(ハードトップ)〉 (ファインモールド 1/35)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治
AFVプラモデルの製作




■作品について
 この作品は2015年1月頃に作成したもので、私の友人からの依頼で“大戦中の日本陸軍のトラックを作ってほしい”とのことでありました。その時点ではそんなものがあるのかなと上の空で聞いていました。 その友人は仕事柄、重機や車両、兵器等に興味があり当然模型にも関心があり、そのキットが販売されていることも知っていました。早速キット探しにうつりました。ピンときたのは日本物であればファインモールドです。やはりありました。そのような経緯で製作することになりました。




■キットについて
 ファインモールド製1/35陸軍 94式六輪自動貨車箱型運転台(ハードトップ)価格が多少高めの感がありますが車両自体がマイナーな存在で、ましてや日本陸軍で殆ど知られて無くマニアでない限り手は出さないと思いました。いざキットを手にして箱を開けると、意外と部品数が少なく飛行機と同じで一体型の成型を重視しているように思えました。 内容はやはりモールドの良さは抜群で組み立てやすさをよく考慮した部品構成で大変好感が持てるキットでした。さすが海外のS/Wが太鼓判を押すわけです。部品点数は少な目でありながら細かなモールドを見逃さずに再現しており秀逸なキットではないかと思います。(品質が良ければ値段の二の次になるのでしょうか?)




■製作について

 キットの出来が大変良いのでストレートに組み立てることにしました。モールドで感心したことは先ず、タイヤホイールの出来栄えです。たぶん実物通りだと思います。その次に車体の微小なフック類の再現。フロントグリルとライトなどの再現。全て手抜きをしないスタイルが感じ取れます 。キットの出来栄えは塗装で決まりますが、指定色はカーキーとなっていますがグンゼの市販色では緑が強いような感があり、少し茶色がかった色を調合しました。




(艶ありで)カーキーの艶ありを吹き付け、乾燥後艶消しクリアーを2回吹き付けて完成です。タイヤ色はこれも自作カラーでタミヤエナメルの艶消し黒に青を混ぜさらに艶消しを利かせた色で筆塗りをしました。 全体に細かな陰影箇所に墨入れを施しました。




■全体をとおして
 製作は実質30時間程度かかりました。私の製作時間では組立より塗装に関する時間のほうが長くなる場合があります。指定色→艶ありクリアー→デカール→艶ありクリアー→艶なしクリアーとこのパターンで殆ど進みます。しかしこれらは1日の作業ではなく、それぞれに乾燥養生が必要となります。従って3日ずつ移行しても軽く15日程度はかかってしまいます。 これは私のこだわりで発色の良さとデカールのシルバリング防止などを考慮して長期の劣化と鑑賞に堪える作品を目指しているからだと思います。




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