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特集 ヨーロピアンカー

(Photo) バブルカー

by  コルディッツ
博物館写真

 先日北陸新幹線を利用して、石川県小松市にある自動車博物館を拝観して参りました。館内内には想定していたようなクラシック・カーや乗用車ばかりでなくミゼット三輪や陸軍の「くろがね四起」や「フォード・トラック」、ソ連の「GAS-69ジープ」などが展示されておりまして、入館料1,000円で存分に楽しめますので、お薦めです。
 そのコレクションの中に、メッサ―シュミット・KR200やハインケル・カビーネ、我が国のフジ・キャビンというバブルカーまであって、感激しました。
 バブルカーは、1956年のスエズ動乱で西ヨーロッパを直撃した石油危機に対応して、経済性に富む超小型自動車として登場しました。その背景には、第二次世界大戦に敗れて航空機製造の出来なくなったメッサ―シュミット社やハインケル社が、モノコック構造等の航空技術を取り入れて、自動車製造業に参入を図っていたことがあります。
 前輪2輪、後輪1輪のミニチュア車体に最小限度の装備、機能を持たせて、定員は2名。ドアはメッサ―シュミットはキャノピー式、ハインケルは前面ドア、流線型の車体など、軍用機開発技術が反映されているようで、見ていて楽しくなります。「バブル」の由来は、キャノピーが車体に比して巨大なので、「泡」を連想させるからとの事です。
 今回はイギリスの科学博物館に展示されていたバブルカーを紹介させていただきます。


科学博物館(ロンドン)にて  2009年12月撮影
メッサ―シュミット・K200
 タンデム複座。小松市の自動車博物館の車体はホワイトでした。











ハインケル・カビーネ
 サイド・バイ・サイドの複座です。







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