Me262の完成品は高校生の頃、一度、郷里高松の模型店の店頭で見た記憶があります。 1/72の Me262単座はハセガワから発売されるずっと以前の事ゆえ、その作品はレベルMe262だったはずです。塗装はブラックグリーンとダークグリーンの折れ線迷彩に筆塗りの胴体モットリングだったように思いますが、いい雰囲気でした。
筆塗りのモットリング塗装法については、当時の航空ファンに小鷹氏の塗装講座で手法の解説があり、私もドイツ機何機か、見よう見まねで真似したものの、今二つの出来に終わっていました。結局、どうやったら、うまくモットリング塗装や斑点迷彩ができるのか わからずじまいで、ヤング88を手に入れた後は、エアブラシ派に転向してしまいました。
高校生の頃とは違い、多少、筆塗の経験を積んだ最近ならば、あの時、模型店のショーケースでみた筆塗りのモットリングのMe262の記憶を越せないものの、近い仕上がりには追いつけるかもしれません。 |
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また、このMe262はもともと1960年代初出のキットゆえ、主翼や胴体は凸ライン、凸リベットが、表面全体に精密にモールドされています。この凸リベットなどのモールドを極力、崩さないように組み立ててみたいものです。
最初 中坊で作った時は、製作技術も無く、ただ部品を接着するのでやっとでしたが、今ならば、カッターナイフ、やすりやピンバイスなど道具やプラ板、パテ、瞬接や速乾流し込みタイプなど接着剤も手元に揃っているし、製作技術もそれなりにあります。表面モールドを崩さないように、マスキングテープやアルミテープで保護する方法も知っています。
という訳で、「細部には全く手を加えず、当時見た完成作品の印象を再現すること」を目標に、作り始めました。
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