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特集 艦載機 と 空母

連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.13

F-8Eクルセイダー (アカデミー 1/72)

by クラキン
飛行機プラモデルの製作




 「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」も2年目に突入です。 2年目のトップバッターは「ガルグレー/ホワイトのハイビジ塗装シリーズ」の第7弾で、
アカデミーのF-8Eクルセイダーです。




 超音速の最後のガンファイターと言われた戦闘機で、20mm機関砲4門を搭載しています。
ミグバスターとの異名もあり、出撃回数あたりの撃墜数はファントムを上回っていたようです。
主翼の迎角を油圧で可変にするという大胆な設計と視界の良さにより、小型空母でも運用できる離着艦性能を持っていました。
 1957年の運用開始から1976年まで戦闘機として活躍し、偵察機推しては1999年まで現役と言う長寿機となりました。
ベトナム戦時代を代表するスマートでシャープで本当にカッコイイ戦闘機です。




 アカデミーのちょっと古いキットということで、殆ど期待していませんでしたが、素晴らしいキットです。
 欠点は、飛行姿勢で作るが故の脚カバーと胴体の合いが悪いことと、デカールが硬くて糊が弱く扱い辛いことの2つだけです。
 特に素晴らしいのが各パーツ整形と筋彫りのシャープさです。
墨入れはしていませんが、まるで墨入れしたかのように筋彫りが活きています。
パーツの合いも脚カバー部分(地上姿勢で作るなら問題なし)以外はほぼ完璧です。




 もうひとつ素晴らしいのがキャノピー枠のデカールです。
クルセイダーはキャノピーのフレームに黄色の縁取りがあるので、これを塗装で再現するとなるとかなりの面倒で難易度も高いですが、このキットではこれをデカールで再現するようになっています。
これもあまり期待はしていなかったのですが、使ってみるとなんとピッタリ。
しかもガラス部分がちゃんと抜いてあります。
ところが、後部キャノピーは簡単そうなので自分で塗装したら、黄色の色合いが前後で合っていないという大失敗をやってしまいました。(笑)

デカールの欠点については、幸いマークソフターに対する耐性があるので、マークセッターとソフターをタップリ使って馴染ませました。
(一部シルバリングが出ましたが、気にしないことにします。)




 パイロットは付いていないので、いつも通りハセガワの別売りキットから調達しました。



 マーキングはキット付属のデカール通り、
米海兵隊 第333全天候戦闘飛行隊”ファイティング・シャムロックス”所属機のものです。




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